かぶとたいぞうです。
読者の皆さんは雪だるまを作ったことがあるでしょうか。
私は札幌生まれ、札幌育ちなので、小さい頃から雪に親しんでいます。
子供の頃のある日、初雪が降ってある程度積もったので、外に出て雪だるまを作りました。
ベタ雪で作る雪だるま
水を多く含んだ雪を北海道では「べた雪」と呼びます。その日の雪はベタ雪で、雪だるまはあっという間に大きくなりました。
最初は自分の拳くらいの小さな雪の玉をそろそろと転がすのですが、雪玉は次第に大きくなり、バスケットボールくらいの大きさになると雪の玉の自重で湿った雪がごっそりと付き、ひと転がしでひとまわりもふたまわりも大きくなるのです。
後半はあっという間に大きくなる雪だるま
雪の玉が直径1メートルにもなれば、転がすだけで雪はすべて根こそぎ雪玉に付着して、転がしたあとの地面から土がのぞくようになります。
当時小学校の低学年だった私は、大きな雪の玉を家の玄関まで転がすのが大変でした。玄関までやっと転がして移動すると雪玉は直径1メートル50センチにもなっていました。
大きすぎた雪だるま
ダルマなのでもう一つ雪玉を作って上に乗せるのですが、大きな雪玉を作ると重くて持ち上げることができません。
それで少し小さめの雪玉を作って上に載せ、下だけ大きいズングリとした雪だるまが出来上がりました。
米国株長期投資も雪だるま作りと似ている
米国株長期投資も雪だるま作りと似ています。
最初は小さな投資ですが、配当をすべて再投資してゆくと複利計算で元金が増え、ある程度の大きさになればその後はどんどん大きくなります。まるでベタ雪で作る雪だるまと同じです。
100万円で始める資産の雪だるま
仮に100万円の元手で配当率4%の株に投資し、1年間で得た配当4万円をすべて同じ株に再投資したら、2年目には104万円に対する4%、つまり41,600円の配当を得ることができます。
この41,600円も同じ株に再投資すれば投資額合計は1,081,600円になり、3年目の配当は1,081,600円の4%、つまり43,264円になります。これも再投資すれば投資額合計が1,124,864円になるのです。
30年後には3倍超の雪だるま
これを繰り返すと、10年後には約150万円に、20年後には約220万円に、30年後には約325万円になるのです。
配当を再投資するだけではなく、少しずつ元本を足していけば、雪だるまはさらに大きくなります。
複利計算プラス積立で更に大きくなる雪だるま
例えば、最初の100万円の他に毎月1万円ずつ貯金して、毎年12万円を追加投資します。そして得た配当も同じように再投資すれば、30年後には追加分だけで673万円になります。
最初の100万円が325万円になったのと合算すると合計1,000万円になるのです。
銀行預金の2倍超の増え方
ちなみに銀行預金と比べると、銀行預金は金利がほとんどつかないので、最初の100万円は30年後も100万円。1ヶ月1万円の積立は1年で12万円、30年で360万円。合計で460万円です。
2倍以上も差がつくのです。
もちろん株式投資にはリスクがあります。だから潰れない会社に投資しなければなりません。
資産で雪だるまを作るコツ
資産で雪だるまを作るコツは3つ。
- なるべく早く始める
- コツコツと真面目に積み立てる
- 必ず全額コツコツと再投資する
若い人なら、このやり方で誰でも1千万円くらいは作れると思います。
それと、米国株なら30年も経てば株価自体が上がっているでしょうから、1千万どころかその数倍の財産になっている可能性があります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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