かぶとたいぞうです。
私は最近、ほとんど一人で家にいます。買い物以外はめったに外へ出ません。
一見すると「引きこもり」の人と似ています。
しかし私の生活と「引きこもり」の決定的な違いは、「自立しているかどうか」の違いです。
「引きこもり」は自立していない
いわゆる「引きこもり」の人というのは、経済的にも精神的にも自立していません。親やそれに代わる人に依存(寄生)しながら、自分の部屋に閉じこもっています。
何らかの理由で世間に背をそむけ、かといって自分では暮らしていけないので、実家の子供部屋にこもるのです。
私は経済的にも精神的にも自立している
私は経済的にも精神的にも自立しております。同じく一人で家に閉じこもってはおりますが、自分で建てた持ち家に悠々自適に生活をエンジョイしています。
誰にも依存していませんから、誰にもとやかく言われる心配はありません。自由です。
リタイア生活を始める前は、誰かに依存していた
思えば私はリタイア生活を始めるまでは、真の自立はしていませんでした。何らかの形で他人に依存しておりました。
親の家は早くに出たのですが、学校を卒業して就職した後は、「自立した」ように見えて、結局は勤務先の会社に依存していました。給料をもらわないと生活ができません。だから会社の言うことを聞くしかありませんでした。
社長になっても自立したとは言えなかった
自分で会社を作って社長になった後は、「今度こそ自立した」と思いました。しかし現実には取引先に依存していました。取引先が無くなれば生活はできません。だから取引先の言うことを聞かなければなりませんでした。
最後にたどり着いたのが今の境地です。
リタイヤ生活で真の自立を手に入れた
私のリタイヤ生活の収入源は、米国株の配当と多少の印税、原稿料、そして年金です。
誰にも依存していないので、誰にも束縛されません。朝から晩まで自分の好きなことばかりやれます。
しかも修行を積んだので、精神的にも依存するものはありません。一人でもゆったりとした心地です。寂しくもありません。
「引きこもり」と社会人は違うように見えるが
「引きこもり」の人に比べれば、外に出て一生懸命に働いている人のほうがよっぽど自立しているように見えます。しかし、どこかの会社に雇われているいじょうは、やっぱり依存しているのです。自立しているとは言えません。
自分で会社を作っても同じです。不特定多数の人に売れる製品のメーカーにでもならない限り、特定の依頼主や請負先、元請けの社長に依存してしまうのです。
「引きこもり」→勤労者→社長、と見た目は大きく違いますが、いずれも誰かに依存した状態です。真の自立とは言えません。
「引きこもり」とリタイヤ生活は同じように見えるが
それに比べ、リタイア生活と言うのは見た目は「引きこもり」とそっくりですが、真の自立をしていると言う点で、まったく異なる境地です。
人生100年時代と言われ、あるいは老後資金不足という理由で、死ぬまで働こうとしている人が多いですが、考え直したほうがいいですよ。
「足ることを知る」清貧の思想で早期リタイヤを
「足ることを知る」清貧の思想で、生活レベルをうんと下げて、他人に依存しない生活ができれば心は悠々自適。ストレスも心配も何もなくなります。
ほとんどの人は贅沢さえしなければ実現可能な道です。贅沢さえしなければ、かえって楽になれるのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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