かぶとたいぞうです。
国内広告業界の最大手である電通グループが2月15日に2020年12月期の決算を発表しました。それによると最終損失は1595億円で過去最大の赤字でした。電通の赤字は2期連続です。
電通の巨大赤字の主な原因は、海外事業を含め、簡単に言うとテレビコマーシャルで稼げなかったことです。
テレビコマーシャルはもう稼げない
電通を始め、大手の広告代理店の古典的営業手法は、テレビ局から人気番組の広告枠を一括で買い取り、それを分割して企業に売るというものです。
しかし最近は企業がテレビコマーシャルにあまりお金を出しません。
若者のテレビ離れが進み、テレビでコマーシャルを打っても販売促進にはあまり効果がないからです。
年寄りはものを買わない
少し考えたら分かることですが、年寄りしか見ないテレビ番組にいくら広告を出しても、年寄りはそれを見て買いたいとか、利用したいとか、あまり思わないのです。
特に病院とか施設に入っている年寄りは、テレビを見るのにもお金がかかるので好きな番組しか見ません。
その好きな番組の合間にコマーシャルが流れてもそれを買おうとか利用しようとか思いません。
年寄りはものを買えない
コマーシャルの内容が家具や電気製品であれ、車であれ、食べ物であれ、住宅であれ、旅行であれ、娯楽サービスであれ、飲食店であれ、映画であれ。
病院や施設に入っている年寄りには全て無用なのです。行きたくても行けないし、食べたくても食べれないし、買っても部屋には置けないし、見たくても見れないのです。
今のほとんどの老人はものを買えないし、買う必要もないのです。
購買意欲が高い年齢層はすでにスマホにシフトしている
購買意欲が高いのは40歳台とか50歳台の人ですが、その年齢層はすでにスマホで情報を得ておりテレビは以前ほど見ません。
若者はもちろんネットからの情報収集が一般的で、テレビを見る機会は少ないでしょう。また、60歳台でも進んでいる人はスマホを使っています。
10年後にはみんなスマホを使っている
あと10年もすれば独居老人も病院や施設で暮らす老人も、みんなスマホでニュースを見たり、動画を楽しんだり、家族と連絡を取り合ったり、私のブログのような特定のサイトを見たりするようになるでしょう。
その頃でもテレビを見ている人は今よりずっと少なくなっていると思います。NHK受信料を払いたくないという理由でテレビ自体を捨てる人も出てくるでしょう。
ネットなら例え施設に入った年寄でも購買のチャンスがある
例え病院に入院していたり、老人施設などに入居している人でも、ネット環境でタイミングよく購買意欲を喚起されたら購買に結びつくかもしれません。
例えば、ネット上の有料娯楽、ゲーム、有料情報などです。ネット証券会社も有効です。物理的なモノや空間の制限を受けないサービスなら年寄りでもお金さえあれば買うのです。
アマゾンで孫の誕生日に玩具を送るとか、誰かにギフトを送るなどの利用もあるでしょう。
テレフォンショッピングは廃れる
それらは全てネット上でのみ利用できるのです。テレビのコマーシャルではできません。
いや、オペレーターに電話をして注文するという古典的な方法(テレフォンショッピング)もありますが、スマホに慣れた人はそんな面倒なことはしません。ネットなら簡単に注文できるし、オペレーターを使わないから安くなるのは必然です。
企業もネットにシフトしている
企業はそんことを知っているから、徐々にテレビコマーシャルを減らしてネット広告にシフトしているのです。
今や電通に代わって、グーグルが最大の広告代理店なのです。
そしてテレビ局に代わって、我々ブロガーとかユーチューバーなどが番組提供者なのです。
番組提供者も広告媒体も入れ替わる
あと10年もすれば、若者も年寄りもみんなスマホで好きな番組(動画、ニュース、ゲーム、ブログなど)を見て、タイミングよく挿入されたコマーシャルに喚起されて商品やサービスを買ったり、予約したり、会員になったり、利用したりすると思います。
電通もそんなことは百も承知でデジタル分野を大急ぎで強化しているようですが、巨大になりすぎた組織が柔軟に変革できるのか。
電通のニュースを見て、今日は世の中の移り変わりを感じました。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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