かぶとたいぞうです。
以前、居酒屋で知り合った人で「お金がないから毎日卵かけご飯しか食べていない」と言っていた人がいました。
月に一度くらい居酒屋で飲むのが唯一の贅沢らしいのです。私はその店の常連客だったので毎日のように行っていましたが、その人とは確かにたまにしか会いませんでした。
卵は完全栄養食品
私はその人に、卵は完全栄養食品だから卵とご飯さえ食べていれば死なないと教えてあげました。ついでに簡単なチャーハンの作り方や、野菜の卵とじ、卵焼きの作り方、その他卵さえあればいろいろな料理が作れることを教えてあげました。
しかしその人は料理が苦手だし作ったことがないと言ってました。
お金がないのではない
何回かその人と居酒屋で会って話をしているうちに、その人はパチンコが好きでパチンコにお金を使うからお金がないことが分かりました。また、お金がないと言いながらタバコは結構吸っていました。
その人が生活保護を受けていることを後で他の常連客が私に耳打ちしました。
生活保護っていくらもらえるか知りませんが、おそらく現在の私の生活費(1ヶ月7万円程度)より多いのではないかと思います。
それでもやっぱりお金がなくて卵かけご飯しか食べられないのですね。
食費なんて1ヶ月1万円もあれば十分
私は今朝美味しいチャーハンを作って食べました。材料は冷や飯と卵1個と残りものの野菜(キャベツとニラ)、あとは出汁のもとと醤油です。
一緒に作ったスープも含めて、原価はおそらく50円くらいでしょう。
食費なんて1ヶ月1万円もあれば、工夫次第で美味しくて栄養のある豊かな料理が毎日作れるのです。
大切なのは知恵と工夫だが
大切なのはお金ではなく、知恵と工夫です。
でもおそらく私は精神的にも経済的にも余裕があるからそのような工夫を楽しめているのでしょう。気持ちがすさんでいたり病んでいたら、料理を工夫したりそれを楽しんだりなんてできないのでしょう。
世を恨み、自分の姿を憐れみ、パチンコで一攫千金を得ることぐらいしか思いつかないのかもしれません。
私も卵かけご飯は食べる
そうなると料理なんて作るのも面倒だし、かと言って毎度外食したり弁当を買うと高くつくのでご飯に生卵をぶっかけて食べるのでしょう。
私は卵かけご飯も好きで時々食べます。
でも、おそらく同じ卵かけご飯でも、私が食べる卵かけご飯は美味しくて豊かな味わいなのに対し、その人が毎日食べる卵かけご飯は苦々しい味がするのでしょう。
全く同じ卵を使ったとしても。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
道を求める者は世俗を離れ、ひとり山中に身をひそめて自分との対話を楽しむ。たまの話し相手は古典 -
【徒然草】やっぱりたまに徒然草を読んだほうがいい。吉田兼好の思考は老後生活のヒントになる -
断捨離が流行っているけど、何でも捨てればいいというものではない。捨てて失敗したものもある -
「足ることを知る」とは「現状に満足する」という意味ではない。むしろ、まったく逆の意味 -
【敬老の日】高齢者の4人に1人が働く日本。うち65歳から69歳の就業率は52%。早期リタイアの私は少数派
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報
お久しぶりです。毎日楽しく読ませていただいてます。
人それぞれ生い立ちがありますが私が子供の頃(40年初期代生まれ)の頃は卵かけご飯ですら御馳走でした。一つの卵を兄弟三人で分け合いました。そこに納豆があると兄弟で仁義なき戦いが始まりました。
私は今でも毎日卵かけご飯で充分です。
この様に思える そして生きられる自分はホント幸せ者だと親に感謝しています。
ブン太様
かぶとたいぞうです。お久しぶりです。
いいですね。まったく同感です。