かぶとたいぞうです。
1970に英国で制作され、同年から日本でもテレビ放映された「謎の円盤UFO」。この人気テレビ番組が「UFO」という言葉を日本国中に浸透させました。今から51年前のことです。もちろん私も毎週楽しみに見ていました。
この番組をきっかけに、UFOの目撃証言やUFOの写真などを紹介するテレビの特集番組が次々と作られ、私達子供は熱狂して見たものです。
テレビのUFO特集番組、翌日の小学校ではUFOの話題でもちきり
UFO特集番組の翌日は学校でクラスメイトとその話題でもちきりでした。みんな興奮気味に「UFOは絶対にいる」と叫びました。UFOの存在を否定する者は誰もいませんでした。懐疑的な意見を言う者は、肯定派の勢いに押されて意見を引っ込めました。
スティーブン・スピルバーグのSF映画「未知との遭遇」が公開されたのは、1977年、今から44年前のことでした。
「未知との遭遇」で宇宙人の存在は決定的に
その頃になると既にUFOの存在は疑う余地もなく、宇宙人とのコンタクトに焦点が当てられました。
「UFOは存在する」「宇宙人は必ずいる」「今にすべてが解明される」誰もがそう信じていました。
「あと何年か経ったら宇宙人の存在は誰もが知ることになる」と言っていた人たちもいました。
「北の国から」にも出てきたUFO
亡くなった田中邦衛氏の追悼で最近話題に上がるようになったテレビドラマ「北の国から」(テレビ放映は1981年〜)でも、ジュン、ショウイチ、ホタルの3人がUFOを目撃する場面が出てきます。
「謎の円盤UFO」から10年。さすがにドラマの中でもUFOに対しては懐疑的な意見を言う人が出てきます。しかし、倉本聰は「北の国から」の中で最後まで「UFOはいた」ことにしました。亡くなった田中邦衛氏ふんする五郎さんもUFOを見たし、最後までUFOの存在を疑いませんでした。
「謎の円盤UFO」のテレビ放映から51年、UFOは存在したか
さてそれからさらに40年。「謎の円盤UFO」のテレビ放映から51年。現在。
UFOは存在したか。宇宙人はいたか。すべて解明されたか。
宇宙人の存在は誰もが知ることになったか。
残念ながら時間が経てば経つほど、時代が経れば経るほど、UFOの存在は薄れて来ました。今となってはUFOの存在を本気で信じている人は少数派でしょう。
未来は分からない
スタンリー・キューブリック監督のSF映画「2001年宇宙の旅」を若い頃に観た私は、今頃は宇宙旅行が当たり前だと思っていました。
しかし、今となってはUFOどころか、人間が月に行ったことすら疑う人たちが出てきました。
未来は分からないものです。これからだって誰にも分かりません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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