かぶとたいぞうです。
「株は4月中に必ず暴落する」と豪語した有名人がいました。しかし5月になっても暴落はしていません。
その有名人と言うのは名前までは挙げませんが、どちらかと言うと芸能人の部類の人です。経済学者でもないのに、どうしてそんな大胆な予言をしたのでしょうか。万が一当たれば「それ見たことか」と予言的中を大々的に宣伝して、この機会に経済分野にも口出ししようと狙っていたのかもしれません。
株価の予言、予想はいつも外れる
株は上がるか下がるかの2つに1つですから、誰でも適当に予言すれば半分の確率で当たります。それでもなかなか当たらないのですから、株の世界は素人が口出しできるほど単純ではないのです。
株が上がるか下がるかは誰にも分かりません。それなのに世の中には自信満々に予言する人が必ず出てきます。
3年前のジム・ロジャーズの株価暴落説
3年ちょっと前には、ジム・ロジャーズが「米国株は半年以内に必ず暴落する」と唱え、それを信じて買い控えた人がおおぜい損をしました。
私も暴落に備えてキャッシュを厚くしておきましたので、けっこうな機会損失を蒙りました。ジム・ロジャーズを責めても仕方ありあせん。他人の無責任な予言を信じた私が悪かったのです。
5月に毎年囁かれる「セルインメイ」
「セル、イン、メイ」という言葉があります。「5月に株を売れ」という意味です。これなんかも、まことしやかに語られますが、いつも5月に株が下がるとは限りません。
そもそも原文は「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day. 」であり、「5月に株を売って遠くへ行け。セントレジャーデイまで帰ってくるな」という意味なのです。
セルインメイは博打打ちの戯言
セントレジャーデイには何があるのか。大きな競馬のレースがあるのです。
博打打ちの戯言にしか聞こえません。
5月以降に株が上がった年は何回もあります。それにみんなが格言を信じて5月に株を売ったら、買う人がいないので値がつかなくなるはずです。
私にも相場は分からない
相場は誰にも分かりません。実は私も毎日おっかなびっくり株式相場を見ているのです。いつ暴落が来るかと思っています。同時に、暴落は来ないかもしれない、とも思っています。まったく分からないのです。
分からないから毎月月末に円コスト平均法で50万円ずつ米国株を買い足しています。
4月末はPGプロクター・アンド・ギャンブルを35株買い足した
4月末はPGプロクター・アンド・ギャンブルを35株買い足しました。
「今は株価が上がり過ぎのような気がする。バブルかもしれない」そう思いながらも、自分で決めたルールに従って買い足したのです。
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「買った直後に暴落したらどうしよう」「もう少し様子を見たほうがいいのでは」とも思いました。でも決めた通り毎月一定額をコンスタントに買っているのです。もちろん5月末にも50万円分買います。
暴落を恐れて株を買わなかったら後悔する
結果としてその後PGは少し値上がりしました。躊躇して買わなかったら、また3年前と同じように後悔したでしょう。
今後も株価はどうなるか分かりません。でも買い続けます。上がっても下がっても買い続けます。
もう2度と他人の無責任な言舌、予測は信じません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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