【趣味の園芸】せっかく作った野菜が春の嵐で被害甚大、自然の脅威を知る

かぶとたいぞうです。

昨日の札幌は春の嵐とでも言うのでしょうか、一日中恐ろしく吹きすさぶ強風に見舞われました。

強風は一昨日の夜半すぎに始まりました。寝ていたらものすごい風の音とともに家がぐらっと揺れて目が覚めたのです。

「野菜は大丈夫かな」「植えたばかりのトマトの苗は無事かな」

寝ながらそんなことを心配していました。



支柱やキューリネットなどの構造物は無事だったが

朝6時ごろ起きて庭を見ると、トマトの支柱組みやキューリネットなどの構造物は無事でした。かなり頑丈に組んでおいて良かったと思いました。

雨も降っているし風が強くて外には出られません。苗などの状態は家の中から見るしかありませんでしたが、よく見ると穂先が折れてるミニトマトの苗があります。

春の嵐:kabutotai.net

強風で穂先の折れたミニトマトの苗

せっかく丹精込めて作ったミニトマトの苗が強風で折れたのです。種をポットにまいたのが3月末。苗を育てるのに2ヶ月以上もかかったのです。念には念を入れ、遅霜を警戒して6月に入ってから苗を植えたのです。わずか3日前です。

こんなことならもう少し植えるのを遅らせばよかったと思いました。もっとしっかり支柱に結びつけておくべきだったとも思いました。



前日まで穏やかな天気だったのに

前の日の夜まで穏やかだったのです。まさかこんな強風になるとはつゆほども思わなかったのです。

苗は支柱に軽く結びつけておいたのです。

外は大嵐

他の苗は大丈夫だろうかを思い、一瞬だけ外に出てみました。すると、気でも狂ったのではないかと思うほどの暴風が南から、あるいは東から、交互に私の体を吹き飛ばそうと襲ってきます。

庭の野村もみじの枝がその都度右へ左へと大きく揺れて、まるでオカルト映画のようです。



大風の日は外に出るな

隣の家のビニールハウスが吹っ飛んで横倒しになっています。

こんな日はどこかから何かが飛んできて大怪我しても自己責任です。昔から「大風の日は外に出るな」と言います。

もうがっかりです。何もする気が起きなくて、夕方まで家の中でじっとしていました。

被害状況

夕方になってやっと風が収まったので庭に出てみました。

ミニトマトの苗8本中、穂先が折れたのが2本、葉が吹き飛ばされて瀕死のものが2本。無事だったのは4本だけでした。

でも全滅は免れました。たくさん植えておいて良かったと思いました。

普通のトマトのほうは家の裏側(家の北西側)に植えたので、家の壁が強風を防いでくれたようです。4本中4本とも無事でした。

キューリの苗は4本中1本だけ根っこから半分折れていました。一応養生しておきましたが、生き返るかどうかは分かりません。



葉ものは丈夫

ほうれん草、チシャ、コリアンダー、春菊、小松菜などの葉ものはすべて無事でした。

葉ものとか草のようなものは弱そうに見えて、かえって強いのですね。うまく風に吹かれるのでしょう。

自分で育て上げた苗だからショックが大きい

ミニトマトの苗の被害はショックでした。ホームセンターで1鉢98円で買ってきた苗ならそれほどショックを受けないと思います。

2ヶ月もかかって自分で育て上げた苗だからショックが大きいのです。



私のは趣味の園芸だからまだいいが

私のは趣味の園芸だからまだいいですが、農家の人たちは大変だと思います。今までの努力が一瞬にして吹っ飛ばされるのです。死活問題です。

今更ながら自然の驚異を知りました。

何事もなかったかのように晴れた今朝の札幌

今朝の札幌はまるで昨日の嵐が嘘のように穏やかな天気です。何事もなかったかのように晴れています。

野村もみじの葉がそよ風に吹かれてそよそよと揺れています。

やっぱり自然は恐ろしいです。



自然に対する畏怖の念、諦めの心

昔から自然に対して畏怖の念を抱いたり、太陽や風を信仰の対象にすることもうなずけます。

「北の国から」で清吉おじさん(大滝秀治)が言っていた、「北海道の人間は自然に対する諦めがある」の意味もよく分かります。

ごきげんよう。


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