かぶとたいぞうです。
高倉健さんが最後に主演した映画「あなたへ」の中で、ビートたけしさんが言います。
「旅と放浪の違い、分かりますか?」
「わかりません」
高倉健さんが謙虚に答えると、ビートたけしさんが得意げに説明を始めます。
目的があるかないかです
「目的があるかないかです」
ビートたけしさん扮する「放浪の車上あらし」の説明趣旨は次のとおりです。
目的があるのが旅、目的がないのが放浪。また、帰る場所があるのが旅、帰る場所がないのが放浪。芭蕉は旅、山頭火は放浪。
映画を見ていて私も妙に納得したものです。
私のは旅
さすれば、私のは「旅」と言えるでしょう。
目的があるかどうかは分かりませんが、帰る場所はあります。
タイに半年以上住んでいた時も、いつかは札幌の家に帰るという気持ちがどこかにありました。ずっとタイに居続けようとか、タイの別の街に移動して転々としようとは思いません。
私はいつも札幌の家に帰る
常に札幌の自宅が拠点で、たとえ長い旅であってもいつかはきっと札幌の家に戻ります。
だから私のは「放浪」ではなく「旅」なのです。
私は1回の旅が長い
しかし私の場合は1回の旅の期間が少し長いのです。それと、常に次の旅のことを考えています。
2日前に北海道一周のバイク旅から帰ってきたばかりなのに、もう次の旅を空想しているのです。
「夢は枯野を駆け巡る」のです。
旅の話や映画、ドラマが好き
私は「水戸黄門」が好きです。特に東野英治郎さんが演ずる初期の頃の作品は何回も何回も見ています。
おそらく「水戸黄門」が旅のドラマであり、水戸光圀が旅人だからだと思います。
同じ理由で「男はつらいよ」の寅さんも好きなのです。
「幸せの黄色いハンカチ」が好きなのも、「イージーライダー」が好きなのも、全てベースが「旅」だからだと思います。
私は根っからの旅人
私は旅が大好きです。根っからの旅人なのだと思います。
今はコロナで海外には容易には出られません。国内も密を避けるため、人が集まるような場所には行きたくありません。
いま私がバイクとソロキャンプに傾倒している所以です。
+++
旅人は俳句や詩を作る?
旅人は俳句や詩を作るようですが、私にはそんな才能はありません。
でもちょっと試してみたくなりました。笑ってください。
「路肩に停めて見上げれば、あんな崖肌に蝉」
路肩に停めて見上げれば、あんな崖肌に蝉
上富良野から札幌への帰り道。前日の睡眠不足から、桂沢湖経由の峠道が辛くて、一度路肩にバイクを停めて休みました。
その時に崖のはるか上の方からアブラゼミの鳴き声が聞こえてきました。
セミの鳴き声を聞いたのは久しぶりの気がします。
これからも作ってみる
これからも時々気が向いたら俳句なのか詩なのか分かりませんが、思いつくままに作ってみたいと思います。
歳をとってから新しいことを始めるのは楽しいです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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