かぶとたいぞうです。
数日前に一瞬だけ112円台まで下がったドル(=上がった円)も、やっぱり思ったとおり114円台に値を戻しました。
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112円台で少しでも買っておいて正解でした。
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沖縄の旅費が安い
さて、私は12月から那覇に移動しますが、今回の航空券とマンスリー契約のホテル代の金額を家族に伝えたら、あまりの安さに驚いていました。
姉が言いました。
「昔は沖縄に行くよりタイやシンガポール、マレーシア、インドネシアなどに行ったほうがよほど安かったので、よく家族で東南アジア旅行に行ったよね」
たしかに昔は国内旅行より海外旅行、特にアジア旅行が安かった
私は答えました。
「今ならタイへ行くより那覇に行ったほうがよっぽど安いよ」
たしかに10年〜20年前なら、タイやバリ島に行ったほうが沖縄よりずっと安かったのです。
強い円を背景に、東南アジア諸国で大名遊びができたのです。
それで私もタイによく行くようになったのです。
今は国内旅行のほうが安い
ところが今はまったく逆です。沖縄のほうが安いのです。
もちろんコロナの影響もあります。札幌千歳空港からの格安の国際線が飛んでいないので、移動に無駄な時間とお金がかかるのです。
しかしそれだけではありません。コロナが収束した後でも、もしかしたら海外旅行よりも国内旅行、特に沖縄旅行のほうが安いかもしれません。
国内旅行より海外旅行のほうが高くなった理由
20年前と今では、物価がガラッと変わったのです。
例えば現在、那覇なら1泊2,000円台で泊まれるホテルがあります。しかし、バンコクでもパタヤでも、最低1,000バーツ(3,500円)くらいかかります。バリ島でも2,000円台のホテルを見つけるのは難しいでしょう。
日本と同じレベルのホテルなら海外のほうが高い
掘っ立て小屋のようなものならあります。シャワーは水だけ、エアコンなしでもいいなら、1,000円で泊まれます。
でも日本のホテルと同レベルの設備や清潔感を求めるなら、最低でも1泊5,000円は必要です。
物価自体が逆転しているのです。
なぜ日本人にとって海外の物価は高く感じるのか
日本人の給料があまり上がらないのに、タイ人やインドネシア人の給料は上がりました。タイやインドネシアの物価も上がりました。
更にその上、日本円の地位が下がったので(為替レートが円安になったので)、安い(弱い)日本円を持って東南アジアに行って、現地通貨に両替して買い物をすると、昔よりうんと高くなったと感じるのです。
海外の物価高と円安のダブルパンチです。
日本はずっとデフレで物価が下がっている
いっぽう日本国内はデフレが長く続いて、ホテル代は昔の半分以下になりました。
今後はどんどん円安が進み、海外旅行はホテル代にしても、食事にしても、サービスにしても、日本人にとってはとても高いものになるかもしれません。
このままで行くと日本人の海外旅行は高嶺の花になるかもしれません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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