異常な株高、不気味な円安、気になる世界経済情勢

かぶとたいぞうです。

ダウ平均がとうとう27000ドルを突破しました。この急激な上がり方はいささかバブルの様相を呈しています。

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バブルの様相を呈する米国株相場、「悪い円安」の懸念

それと2〜3日前からの急激な円安。「悪い円安」が始まったのではないかと懸念しております。

米国株高騰と悪い円安:kabutotai.net

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米国での軍隊出動騒ぎ

米国では黒人差別抗議運動が一部暴徒化して軍隊と睨み合っています。これも一歩間違えればトランプ政権にとって命取りになりかねません。トランプが沈めば米国のバブルが一気に崩壊する可能性も出てきます。

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我々は今、春先の薄氷の上を歩いているのかもしれません。



「悪い円安」

特に気になるのが「悪い円安」の懸念です。

日本は人口が減り、老人だらけになり、新たなものに挑戦する活気がなくなり徐々に経済が衰退するのではないかと思われています。そうなると日本への投資に見切りをつけて日本からお金が海外に逃げていきます。

円を売ってドルやユーロなどを買う動きが進むので円安ドル高、円安ユーロ高になるのです。

「日本の将来に見込みなし」

このように「日本の将来は見込みなし」と世界が判断すれば「悪い円安」に向かうのです。

「悪い円安」に進むのはもうあと2〜3年後くらいに思っておりました。しかしそれが早まったのかも知れません。

今回の突然の円安が一時的なものならいいのですが、このまま1ドル120円くらいまでドルが上がったら(円安になったら)要注意です。



円安が国益にかなっていたのは昔の話

日本が加工貿易で外貨を稼ぐ「輸出国」だった時代は、円安になればなるほど輸出で儲かりました。円安は国益にかなっていたのです。

ところが今や日本は「輸入国」です。円安は輸入品の価格を押し上げ、物価を上げます。こんな不景気な時に物価が上がれば国民は困窮するだけです。

日本株は雰囲気だけで上がっている

米国株が上がっている影響で日本の株も一緒に上がり続けていますが、そこには何らの確たる根拠も見えません。

ただ雰囲気と勢いだけで上がっているように見えます。



私は既に「悪い円安」への準備ができている

私は3月20日前後の安い時に米国株を充分買えました。私の金融資産は既にドル資産、タイバーツ資産にかなりシフトしました。

だから円安になっても全く心配はありません。むしろドルで受け取る配当が円換算で上がるので得をするのです。

ギリギリのタイミングだったのかもしれない

私はギリギリのタイミングで金融資産の大半をドル資産にシフトできたのかも知れません。だから「悪い円安」が来ても逃げ切ることができそうです。

しかし、これからドル資産にシフトしようと思っていた人は「悪い円安」が本当に訪れてしまったら後悔することになるでしょう。

2番底を狙って米国株に投資するにしても、その前に高いドルを買わなければなりません。米国株が2割下がってもドルが2割上がれば支払う金額は同じです。

ましてや米国株が上がり続ければドルの値上がりと往復パンチです。泣きっ面に蜂です。



このタイミングで「悪い円安」が来ればスタグフレーション

また、コロナ禍の今の悪い時期に「悪い円安」が重なればスタグフレーションに陥ります。経済的に困っている人たちに追い打ちをかけるでしょう。仕事がないのに食品などの必需品の値段がどんどん上がるのですから。

今回の急激な円安が「悪い円安」ではなく、一時的な現象でありますように。

もし今回の円安が一時的なものだったら

もし今回の円安が一時的なもので、107円程度、またはそれ以下にドルが下がったら(円が上がったら)、今度こそ最後のチャンスかもしれないと思ってドル預金か米国株投資にお金を移すことをおすすめします。

日本政府が少子高齢化の対策をまったく取らないので日本の人口が徐々に減っています。

このままでは長期的には日本の国内産業は衰退するでしょう。そうなると円は下がるしかないと思います。

海外からの観光と移民が当面の逃げ場でしたが、その道もコロナでふさがれました。



世界を相手にしている企業と個人だけが輝く時代

これからは世界を相手にしている企業や個人だけが輝き、それ以外の国内産業は少しずつ衰えていくでしょう。

輝く側に立つためにはドル資産など海外金融資産が必要なのです。

ごきげんよう。


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