こんにちわ。かぶとたいぞうです。
人間は集団生活をしますので、基本的に団体行動の規範を守ります。特に日本人は小さいころから「協調性」を厳しく教育されるので、人と同じ行動をとる習慣が身についています。
日本人の「協調性」「団体行動」は高度成長期のなごり
「協調性」や「団体行動」は、高度成長期に工場労働者を多数輩出するには大いに役立ちましたが、今のような知的労働にはあまり向きません。
それでも、学校や会社は今でも団体行動を重視するので、日本人は知らず知らずのうちに人と同じことをするようになり、人と違う行動をとることをためらいます。
そのような背景により、日本では同じ時間帯に同じことをする人が多く、行動が集中して混みあいます。これを逆手に取ると、人生全般、得ばかりです。
人と同じ行動をしないだけで、ずいぶん得をする
具体的には、次のことがらを守るだけで、ずいぶん得をします。
- 朝、夕の通勤ラッシュ時間に移動しない
- 昼休み時間に飲食店に入らない
- 昼休み時間にインターネットを使わない
- 日曜日に飲食店、行楽地、買い物、映画に行かない
- 週末の夜に回転寿司や焼肉店に行かない
- 冬の週末に温泉に泊まらない
- 年末年始、ゴールデンウィークに旅行しない
- 帰省時期に帰省しない
- お盆に墓参りしない
全て、「時間という貴重な資源を無駄にしない」、「時間が浮いた分、価値のあることをする」という点で得をします。
どれも、時間に拘束されている人には難しいことばかりです。しかし、仕事をやめ、リタイア生活に入った今でも、永年の習慣で人と同じことをしている人もいると思います。すごく損をしています。
また、会社勤めをしていて、どうしても時間に拘束されている、自分の意思で自由に時間を決める事ができない、という人でも、ほんの少し工夫をすればできる事もあります。
例えば、朝9時までに出社しなければならないからといって、なにも9時ギリギリに会社に到着する必要はありません。うんと早く出社して、会社についてからスマホ画面を見ていればいいわけです。
人とまったく別の行動をとれば、もっと得をする
人とまったく別のことをすれば、もっと得をします。
- 腹が減ったら食事をする
- みんなと違う時間に食事をする
- 必要に応じて昼でも夜でも寝る
- 航空券の安い日に移動する
- テレビを見ない
- 話題や人気のある場所に行かない
これらは、私が実際にいつもやっていることです。いくつかは判りづらいと思いますので解説します。
腹が減ったら食事をする
みんなと違う時間に食事をする
昼の12時になったら昼食をとる、というのは、もともとは工場で働く人がとるべき行動規範でした。時間になったら工場を止めて、労働者全員が食事を取るのが効率的です。ベルトコンベアで流れ作業をするのですから、全員が足並みを揃えなければ製品ができません。
高度成長期には「金の卵」と言って、中学を出たらすぐに集団就職で関東や東海地方の工場に働きに出る人がたくさんいましたから、当時の小学校、中学校は、団体行動と協調性を第一に教育しました。時代の強いニーズがあったからです。
いっぽう、もっと昔の人は時間が自由でした。猟師も、漁師も、農民も、仕事が一段落して、腹が減ったら飯を食ったのです。時間で食事をとるのではなく、自分のタイミングで食事をとったのです。
現代社会でも、営業、企画、技術、事務、サービスなどの知的業務につく者は、かならずしも人と足並みを揃えなければならない仕事ばかりではありません。本当は食事の時間くらい、自由に決めてもいいはずなのですが、自由にすると時間にルーズな人が現れるので、昼休みは12:00~13:00と決められているのです。
常に監視されている人はしかたありませんが、食事時間を自分の裁量で決められる人は、時間に拘束されず、自分のタイミングで食事をとったほうが得をします。
特に集中力が必要な仕事では、気持ちが乗っている時に集中して仕事をかたずけたほうが絶対に効率的です。昼食で集中を中断してはなりません。
必要に応じて昼でも夜でも寝る
今やグローバル社会です。ビジネスチャンスは世界中に転がっています。
むかしは「早起きは三文の得」と言いましたが、それは日本だけで仕事をしている場合の話です。
日本が夜になったころ、欧米の朝が始まります。日本人が寝るころに、ニューヨーク証券取引所が開くのです。その時がチャンスであり、三文の得なのです。
11時になったら寝る。6時に起きる。というのも、集団生活、工場労働者向け教育のなごりです。現代社会では、まったく気にする必要はありません。
「規則正しい生活」という、健康面の考慮は必要ですが、体に支障が無ければ、何時に寝て、何時に起きても関係ありません。現に私はしょっちゅう海外へ行き、常に「時差ボケ」状態です。もう慣れました。
今の世の中は24時間起きています。チャンスは常にあります。
航空券の安い日に移動する
航空券の値段は売れ行きによってドラスティックに変動します。
先日、新千歳空港~ローマまで、キャセイパシフィックで飛びましたが、往復の航空券代は全て込みで7万6千円でした。
ずいぶん安いと思うかもしれませんが、同じキャセイの同じ路線でも、次の日は20万円を超えていました。私がとった日だけが安かったのです。
自分の都合のいい日に航空券をとるのではなく、安い日に航空券をとるのです。
これも時間が自由な人にしかできない事ですが、少し工夫をすれば誰でもできると思います。
なにも、よりによって、料金の高い年末年始やゴールデンウィークに旅行する必要はないのです。
参考になりましたら幸いです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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