かぶとたいぞうです。
タイに長く住んでいると、いい食堂、安くて美味しい屋台などを、店に入らなくてもだいたい見分けることができるようになります。
よい店、美味しい店には客が入っている
日本でも同じですが、いいお店には常に客が入っています。だから混んでいても客の多い店を選べばだいたい間違いがありません。
ただひとつ気を付けなければならないことは、店に入っている客が「地元客」かどうかです。「観光客」がいくら入っていてもまったく参考にはなりません。いい店には濃厚な地元の常連客がついているのです。
その店の客は地元の常連客か
「地元客」か「観光客」かは服装や持っているもの、態度で分かります。同じ欧米人の男でも、タイに長く住んでいる人なら陽に焼けているし、それほどおしゃれはしていないし、少しはタイ語を話せるし、タイ人女性と一緒にいることが多いです。それに店の勝手が分かっているので自分で水をくみ、メニューなど見ずに注文します。
テイクアウトの屋台なら、黙って見ていると近所で働いている人(バービア、マッサージ店など)やバイクに乗った地元の人、バイクタクシーの人などが次々に買っていきます。
ダメな店は地元の人に利用されない
私は今まで「冒険」のために、あるいは「勘を養う」ためにいろいろな食堂や屋台を「新規開拓」して何度も失敗をしています。
失敗の9割は地元客の入っていない店でした。地元客の入っていない店はたいてい次のような店でした。
- 料理が美味しくない
- 店や食器が清潔でない、匂う
- スープなど料理がぬるい
- 値段が高い
どの国でもどの地域でも同じです。美味しくて安ければ地元客が次々に来て常連になります。不味くて高ければ地元客は来ません。
観光客がいくら入っていても参考にはならない
観光客は分からないので場所が良かったり上手な宣伝をすれば来ます。観光客は一回しか来ませんが次々に別の観光客が来るので客が入っているように見えるのです。
観光客は色が白くて、おしゃれをして、複数で、やたらとはしゃいで写真を撮ったり大きな声でおしゃべりをするのですぐに分かります。それにメニューを長々と見て店員に色々質問します。店の無料の水には手を付けず有料のペットボトルの水しか飲みません。見ていればすぐに分かります。
Google Maps で多くの人が高い評価をしている店は参考になる
Google Maps の評価で投票数がある程度多くて好評価を得ている店ならその評価は信用できます。しかし、Google Maps 以外の広告営業を目的とした評価サイトの評価とか、投票数が少ない店の評価は参考にしない方がいいでしょう。不正や操作がある場合があります。
「食べログ」など信頼性に疑問がある評価サイトもある
日本だと「食べログ」の不正疑惑が話題になっていますが、確かに「食べログ」では高い評価なのに実際に行ってみると全然美味しくない店はたまにあります。
ステルスマーケティングという手法も流行っているのでインターネット情報もあてになりません。
ネットには載ってこない小さくて良い店はたくさんある
タイには Google Maps にも乗っていない、ましてや評価サイトにも乗っていないし宣伝もなにもしていない小さなよい店や美味しい屋台がたくさんあります。
やっぱり自分の目で店を見て、地元客がたくさん入っているかどうかで見分けるのがいちばんです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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