かぶとたいぞうです。
これからの時代、人生をどう生きるか。このまま会社にとどまるか、転職するか、独立するか。人生の岐路に立たされている人も多いのではないでしょうか。
Googleアナリティクスの分析によると、意外にもこのブログの読者は30歳代の人が一番多いようです。Googleはどうして利用者の年齢まで知っているのか。あなたはGoogleに自分の年齢を教えましたか。Googleはなんでも知っているようです。
まぁ、Googleの情報収集能力の話は別にして、今日は、若い人の人生の選択肢を考えてみようと思います。
結論
結論から言います。
- 今、公務員の人はそのまま公務員を続けたほうが絶対に良いと思います。
- 公務員でなくとも、それに近い団体や連合会などに勤務している人も辞めないほうがいいと思います。
- 上場企業に正社員として勤務している人も、よほど自信がない限りそのまま勤務を続けたほうがいいと思います。ただし、安心してはなりません。
- 上記1~3に該当する人には副業をおすすめします。自分の能力を活かした副業なら何でもいいと思います。
- 転職はおすすめしません。転職すればするほどだんだん悪くなると思います。
- 独立開業はよほど自信がある場合を除いておすすめしません。
- 自信がある場合でも、大々的に会社を設立して開業するのではなく、最初は個人のフリーランス、自営業からスタートしたほうがいいと思います。
- 独立の自信がないなら、嫌な仕事でも我慢してやるしかないです。ストレスを発散するための浪費はやめて、そのぶん副業と貯金に心を向けることをおすすめします。
- 本業、副業でお金がある程度貯まったら、米国株長期投資をおすすめします。
- FXや短期株式投資、仮想通貨など上がり下がりにかけるギャンブルはおすすめしません。もちろん一般のギャンブルもおすすめしません。
理由・経過
私の体験談を話します。
私は学生時代、公務員にだけはなりたくないと思っていました。夢もロマンも無いと思ったからです。同期生で公務員になったひともたくさんいましたが、どちらかというとあまり重視していませんでした。バブル真っ盛りの時代でしたので、民間企業のほうが生き生きとしていました。
私は一部上場企業に入社しましたが、独立心が旺盛だったので4年間で退職し、自分の会社を作りました。会社はうまくいき、以来30年間自分の会社を経営しました。
一見、成功談のように聞こえるかもしれませんが、あの時代だったからうまくいったのだと思います。いまは以前とは少し考え方が変わりました。
私の親しい友人の1人に公務員がいます。うだつの上がらない地方公務員ですが、けっこう楽しそうです。仕事は楽しそうではありませんが、アフター5が充実しているようです。「必殺仕掛け人」の中村主水 (なかむらもんど)に近い生き方です。身分と収入が保証されていて、仕事をはなれると自由な「公務員」というのもいいものだと思うようになりました。そういう生き方も「有り」かな思うのです。
私が勤務していた会社の同期で、今や1部上場企業の役員にまでなった人が1人います。とても忙しそうですが、彼の采配で10万人以上の社員が動きます。昔の戦国武将以上です。私は4年で辞めてしまいましたが、がんばって役員までめざず道もあったかなと思います。まぁ私には無理でしょうが。
彼ほどではないですが、定年間際まで働いているかつての同期もいます。聞くとそれなりの報酬をもらっているようです。退職金もあります。私は独立したくてしたので後悔はしていませんが、収入と貯蓄だけ見るとそれほど変わらないのではないかと思います。
同期の人で途中で転職した人もいました。総じて転職組みはうまくいっていません。何回も転職しているうちに転職癖が付いてしまい、だんだん落ちていった人が多いです。
私は転職したことは一度もありません。いきなり独立です。独立して手に入れたものは「自由」でした。独立の最大のメリットは自由だと思います。
私が独立開業した時代は世の中にまだ余裕がありました。私にそれほど実力が無くても「若い」というだけでクライアントが付きました。客がいろいろ教えてくれて世話をしてくれました。そのおかげでどうにかやってこれました。しかし、今は世の中には余裕がまったくありません。今なら通用しないと思います。
私は自分の人生を自慢しようとも思いませんし逆に否定しようとも思いません。
ありのままの自分の体験談と時代考察、ふりかえっての感想が、人生の岐路に立たされている若い人の参考になれば幸いです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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