かぶとたいぞうです。
昨日、SBI証券からPMフィリップモリスの配当にかけられた外国源泉税(約10%)が戻ってきました。
PMフィリップモリスは外国源泉税がほとんどかからない
フィリップモリスは米国の企業であるにも関わらず、ほとんど米国外でしか活動をしておらず、本部もスイスにあります。そのため、配当に関する米国内の源泉徴収(日本から見れば「外国源泉税)はほぼゼロでした。
ところが、今年の1月の配当に限り、どういうわけか、他の米国企業同様、まともに10%の米国内源泉税(10%)がかけられていました。
なぜ今年1月のPM配当に限って外国源泉税が10%
私はSBI証券のお問い合わせフォームを利用して、外国源泉税がどうして今回に限って多く取られたのかを質問しました。
SBI証券からは、翌日ただちに回答がありました。
PMの外国源泉税は戻ってくるかもしれない?
分かりづらい文章でしたが、「多く取りすぎた外国源泉税は、後日返すかもしれない」というニュアンスとも受け取れる内容だったことは先日ご紹介したとおりです。
それから1週間。SBI証券からは何の連絡も無く、また、何のアクションも無かったので諦めかけておりました。
昨日(2019年1月30日)、SBI証券より「外国株式等配当金等のご案内」がメールで届きました。これは、所有する株に配当金が支払われたときに来るいつものお知らせです。
こんな時期にいったいどの会社から配当が入ったのだろうと、いつものようにSBI証券のWEBサイトで「電子交付書面」を閲覧しました。
書面の文章は、いつもどおりの配当支払い案内なのですが、会社名にフィリップモリスとあります。まるで、フィリップモリスからもう一回配当があったような書き方の書面です。しかし、配当金額が極端に少ないのです。
PMフィリップモリスの外国源泉税の払い戻し?
「例の外国源泉税の戻しかな」、と思った私は、税引き後の受け取り金額を保有株数で割り返し、1株あたりの税引き後受け取り金額を計算しました。その結果、先日受け取った1株当たりの税引き後受け取り金額の不足分と完全に一致しました。NISA枠で買った分も同じく、外国源泉税で引かれた額と一致しました。
先日引かれ過ぎていた外国源泉税相当額がそっくり戻ってきたのです。
おそらく先のSBI証券からの回答文章のニュアンスどおり、まちがって米国での源泉税(外国源泉税)を多く取ってしまったので、多く取りすぎた分を返してきたのでしょう。
戻ってきたので一件落着です。
でも、「お詫び」も「お知らせ」もなく、黙っていつもの配当と同じ文章で戻すのはどうでしょう。
「気づかなかった人には、このまま何事も無かったことにしておきたい」からではないか、と勘ぐられてもしかたないでしょう。それとも今回は返金処理を優先しただけで、今後別な形でお知らせが来るのかもしれませんが。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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はじめてコメントいたします。
本日PMの配当がまたあったことを不審に思い、調べていたら本HPにたどり着きました。きっと、かぶとだいぞう様の様にきちんとウォッチしてくださっている諸先輩がたの指摘によるものだと思います。わかりやすく経緯を残してくださってありがとうございます!!
それにしてもSBIさん。。経緯説明等ないのはいただけません。
ざりっとした不信感が残りました。
あや様
コメントありがとうございます。はげみになります。これからもよろしくお願いします。