かぶとたいぞうです。
こちらタイでは新型コロナの新規発生が1カ月以上もありません(帰国者を除く)。その影響で次々とコロナ規制が解除・緩和されて、活況を取り戻しつつあります。
新型コロナ対策が功を奏し、次々と規制が解除されるタイ
明後日7/1からはバービアをはじめ、ほぼすべての業種・業態の営業が解禁となります。レストランや食堂での酒提供はすでにOKとなっています。
私がよく行くサウスパタヤのローカル食堂は既にコロナ前の様子に戻っています。私はそこで毎日のようにチャンビールを飲みながら食事をしております。常連客も戻ってきて楽しいです。
ミニマートも兼ねたサウスパタヤのローカル食堂
そのローカル食堂は、ミニマートのような売店のような役割も果たしています。近所の人たちがちょっとした物を買いに来るのです。
よく売れるのは氷、酒類、飲料、タバコ、などです。蚊取り線香や洗剤なんかも売っています。昔の「よろずや」です。
買い物にやってきた親子
ビールを楽しみながら店主や他の常連客とおしゃべりしていると、近所の人がその食堂によく買い物に来ます。
そんな中、先日は面白い言葉を聞きました。
近所に住む親子が店に来て飲料水を買ったのですが、その時お母さんは「おいしい」と言い、子供は「ヤクルト」と言ったのです。
親子は確かに「おいしい、ヤクルト」と言った
聞き違いかなと思って店主に確認してみると、やっぱり「おいしい」「ヤクルト」でした。
「おいしい」と言うのはペットボトル入りの緑茶の名前です。砂糖が入っていて甘いです。美味しいかどうかは分かりませんが、タイではけっこう普及しているようです。
ヤクルトは本物のヤクルトだった
「ヤクルト」はあのヤクルトです。乳酸菌飲料です。
ヤクルトに似たもう少し大きな乳酸菌飲料もタイのスーパーなどで見かけますが、そのローカル食堂に置いてあったのは正真正銘、本物のヤクルトでした。
大きさも日本のものと同じ大きさでした。
パタヤのローカル食堂で日本語が飛びかっているのは面白い
タイの食堂でビールを飲んでいたら、タイの地元の親子が来て「おいしい、ヤクルト」と言ったのです。店主も呼応して「おいしい、ヤクルト」と答えたのです。
少し酔っていたので楽しい気分になりました。
店主は私がニヤニヤしている訳を知りたがっているようすでした。
タイ人の店主に「おいしい」と「ヤクルト」の説明をした
そこで、「おいしい」は「アロイ」と同じ意味で、ヤクルトは昔から日本にある有名な乳酸菌飲料であることを店主に教えました。
店主は「おいしい」に関しては納得しましたが、「ヤクルト」は違うと言いました。ヤクルトは昔からタイにあるからタイの飲み物だと言うのです。
タイでは古いヤクルトの歴史
気になったので調べてみると、ヤクルトは1970年にはタイに現地法人を作り、1971年には日本と同じ「ヤクルトおばちゃん」方式でヤクルトの販売を開始したようなのです。
店主は現在50才ぐらいなので、物心が付いた時にはもう既にヤクルトはタイで普及していたのでしょう。店主にとってヤクルトは懐かしい味、タイの味なのです。
「味の素」「ヤクルト」日本製品がタイに根付いている
「味の素」もそうですが、オリジナルは日本でも、既にタイに定着してタイの言葉、タイの名前になっている日本のモノがたくさんあります。
なんとなく嬉しいし誇らしい気持ちにもなります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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