かぶとたいぞうです。
コロナの影響もあるのか、うつ病や自殺が増えつつあるようです。特に女性の自殺が増えているそうです。
で、最近は自殺関連の報道記事の下に「いのちの電話」など、支援機関のリンクが貼られたりしているのをよく見ます。
本当に落ち込んでしまった人は
でも本当に落ち込んでしまった人はネットも見ないし、ニュースも見ません。私が書いているこのようなブログも読まないと思います。
本当に落ち込んでしまったら何もしたくないし、何に対しても興味がわきません。どんな人の助言も空々しく感じます。「どうせ自分の気持ちなど分かるわけない」と思うし、「分かってもらう必要もない」、「もうどうでもいいや」と思うものです。
すべてを終わらせたい
そして「もう疲れた」「すべてを終わらせたい」と思うのです。体験したことのある人でないと分からないでしょう。
そこから立ち上がるのは奇跡です。
立ち上がるのは奇跡
死にきれず、死ねない自分を臆病に思い、何もしない日々が何日も、あるいは何年も続き、その間人から散々に言われ、袋叩きにあい、そんな自分を情けなく思いながらも抵抗もできず、叩かれるだけ叩かれて毎日ただ過ごすのです。
あるいは叱咤激励されるのですが、もう自分には構わないでほしいと思うだけです。
気づいたら普通に生きているが好転のきっかけは分からない
そして気づいたら普通に生きているのですが、何がきっかけて好転したのか本人もよく分かりません。
ただ、近くにいて黙って世話をしてくれたり、一緒にいてくれる人の存在は大きいと思います。
本当に落ち込んだらコミュニケーションなどとれない
よく「コミュニケーションをとることが大事だ」と言う人がいますが、コミュニケーションが取れるぐらいなら既に心配は要りません。
「いのちの電話」に電話する人は既に生きる気持ちがある証拠です。
「SOS」を発信する人は相手に気づいてもらいたいのですから見込みがあります。
怒ったり暴れたりする人は最初から死ぬ気はありません。
本当に死のうと思っている人は
本当に死のうと思っている人は、もう人とは話せないし、電話もできないし、SOSも出せないのです。
もしそんな人が自分の近くにいたら、ただ黙ってご飯を作って、風呂をわかして、ふとんをひいて、黙って見守るしかありません。
何も言わず、何も聞かず、黙っているだけ
相手が口を開くまで何も言わず、何も聞かず、黙っているしかありません。
それで相手が立ち直ったら、それは奇跡なのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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