せっかく支出を減らして家計を成り立たせようと工夫しても、次々と政府が金を取ってゆく

かぶとたいぞうです。

世の中には「入るを量りて出づるを制す」を旨とし、少ない収入でも支出を抑えてどうにか暮らしていこうと工夫している人がたくさんいると思います。

特に老後を迎えて、年金でどうにか暮らそうとと思っている人、貯金をなるべく使い切らないようにと思っている人はかなり節約していると思います。



老後、あるいはコロナ禍の節約生活を脅かすもの

コロナ禍で仕事を失い、思うような仕事にありつけない人はなおさらです。

しかし、庶民がどんなに質素倹約に励んでお金を節約しても、日本政府が「これでもか、これでもか」と奪い取っていくのです。

これではいくら節約しても収支のバランスが合いません。死ぬまで働けということなのでしょうか。

年金生活者からも介護保険料と所得税と消費税を奪い取る日本政府

日本政府は、収入が無く年金だけで生活している人からも、介護保険料や所得税、消費税を取ります。

介護保険料は年金から天引きされますが、この介護保険が知らないうちにどんどん上がっているのです。



どんどん上がっていく介護保険料

介護保険の制度が始まった2000年には月額平均2,911円だったのでそれほど気になりませんでした。それが、その後どんどん上がっていき、2020年現在は平均6,771円、2025年には8,165円になる予定のようです(いずれも全国平均、厚生労働省資料より)。

これなら年金が減らされているのと同じです。今後は団塊世代が一気に介護サービスを受け始めるので、介護保険料はもっと上がるでしょう。

介護保険料の未納者はどうなるのか

年金をもらえる人はまだマシです。年金をもらってない人や少額の人(年額18万円以下)には直接請求書が届きますが、介護保険料を払えない人が増えてきております。

政府は介護保険料の未納・滞納者に対しては情け容赦なく財産差し押さえを始めたようです。政府も金が無いのです。



年金から徴収する所得税

年金から所得税を取るのも、よく考えたらおかしな話です。新型コロナの助成金にまで課税する政府ですから年金に課税するのは当たり前なのでしょうか。

年金にかける所得税の税率もそのうちに上げていくのでしょうね。

介護保険料も所得税も年収が少なければ徴収も少ないが

介護保険料も年金にかかる所得税も、年金及びその他の収入の合計(年収)に応じて金額が決まります。だから少ない年金だけで生活している人は、徴収金額ももちろん少ないです。しかし少ない収入の中から取り上げられるのですから辛いに決まっています。そしてその金額が少しずつ増えていくのです。

収入の多い人も少ない人も、年金の手取り金額がどんどん下がっていくことは確実です。



消費税も上がっていくだろう

消費税もおそらくまだまだ上がるでしょう。このまま10%で済むとは考えられません。

消費税はいったい何%まで上がるのでしょうか。20%で済むか、それとも30%くらいまで上がるのか。

増税:kabutotai.net

介護保険料や所得税は収入の多い人からより多く取り、収入の少ない人からは少ししか取りません。徴収率が違います。

しかし消費税は収入がほとんどない人からも同じ税率で取ります。

もし消費税が20%になったら、金持ちからも20%、年金生活者からも20%取るのです。収入の少ない人ほど苦しくなります。

年金と預貯金だけでは先細り必至

私のように米国株長期投資で配当を得る者は、今後も増配で配当が増えていく可能性があります。だから政府が介護保険料、所得税率、消費税率をどんどん上げていってもどうにかカバーできるかもしれません。

しかし年金だけとか、年金と貯金の組み合わせ、あるいは年金無しで貯金だけ、という人は無防備過ぎます。そういう人の老後はだんだん苦しくなっていくのではないでしょうか。



日本の銀行は預金者に利息を支払う気はない

日本の銀行は今後も預貯金に金利を付ける気がないようです。

「どうせ日本人は預貯金しかできないだろう」とたかをくくっているのです。ナメているのです。

銀行からお金を引きだして、早く金利や配当の付く資産に変えたほうがいいのではないでしょうか。

「貯蓄から投資へ」の意味

政府が「貯蓄から投資へ」と言うのは、「政府からの徴収は今後どんどん増えていく。そうしないと日本はやっていけないから」という予告、あるいは宣言ではないかと思うのです。

日本は年寄りばっかりどんどん増えていくのだから、このままでは国が成り立たないのは誰が考えたって分かります。



待ったなしの国家財政

ましてやこのコロナ禍。もう医療、介護、福祉財政は待ったなしなのでしょう。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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