かぶとたいぞうです。
タイトルだけ見ると、私がマンションを売って一戸建てを新たに買ったかのようにも思うかもしれません。
しかし実際は、マンションも一戸建ても前から自分で持っていたものです。
私が持っていたマンションと一戸建て
マンションのほうは札幌市の大通りにあるもので、以前は事務所として使っておりました。それほど広くはありませんが便利な立地です。
一戸建てのほうは札幌市の郊外に30年前に自分で建てたものです。部屋はリビングの他に5部屋あり、広い庭もあります。
住むならマンションか一戸建てか
リタイアするようになり、どちらかを売ろうと考えました。
最初は郊外の一戸建てを売って中心街のマンションに住もうと思っていました。
病院も近く、買い物にも不自由しません。ススキノで飲んでもタクシー1メーターで帰ってこれます。歳をとったら街中のほうが何かと都合がいいように感じました。
結局はマンションを売って一戸建てに住むことにした
ところが、紆余曲折もありましたが、結局はマンションを売り、私はいま郊外の一軒家に住んでいます。
なぜか。
理由はいろいろありますが、一番の理由は経済的なものです。
一戸建てのほうが経済的に有利な理由
街中のマンションのほうは、ライオンズマンションだからかもしれませんが、管理費と修繕積立金が高いのです。両方合わせて1ヶ月3万円くらいになります。
老朽化に伴い修繕が増えれば、修繕積立金は今後更に値上がりするかもしれません。
固定資産税も街中は高いのです。
マンションの管理費などは住んでいなくても所有しているだけで取られる
今はコロナ禍でタイには行けませんが、基本的に私は冬の半年間はタイで暮らすというライフスタイルです。
マンションの管理費や修繕積立金は、私が実際には住んでいない冬の間も取られるのです。もちろん固定資産税も発生するのです。
タイのアパート代より住んでないマンションの管理費等のほうが高い
自分が所有しているマンションなので家賃はかかりません。しかし管理費などの合計額はタイでいつも借りているアパートの家賃より高いのです。
タイで毎月8,000バーツ(28,000円)の家賃を払うたびに「札幌のライオンズマンションのほうは住んでもいないのに毎月3万円以上取られている。しかも家賃じゃなくて管理費等で」と思い出して、もったいなく思っていました。
リタイア生活に固定費は大敵
少ない収入でリタイア生活をおくる場合、最も大切なのは固定費を減らすことです。家賃やマンションの管理費などは固定費の最たるものです。
たまの贅沢は変動費です。お金に余裕のあるときだけやればいいのです。コントロール可能な支出です。
しかし家賃や管理費などは毎月かかります。コントロールできません。できるのは、できるだけ減らすことだけです。
固定費を減らすために一戸建てを選んだ
だから管理費など固定費のかさむライオンズマンションを売って、固定費のほとんどかからない一戸建てに住むことにしたのです。
郊外の一戸建ては広いのに固定資産税は安いのです。一ヶ月に換算すると4千円くらいです。だから固定費は4千円だけです。
ついでに電気、水道、ガスの固定費も無くした
ついでに電気は北海道電力との契約を解除してループ電気と契約したので、使っていない期間の電気代はゼロです。水道は長期間家を空けるときは契約を中断します。ガスは契約を解除してカセットコンロしか使っておりません。
だからタイなどに住んでいる期間は4千円の固定資産税しかかからないのです。
マンションの修繕積立金vs一戸建ての修繕費
今後この一戸建ても老朽化して修繕費がかかるかもしれません。
しかし、自分だけが住む家なので自分の判断で修理するもしないも、あるいはお金のかけかたも決めることができます。
マンションだと大規模修繕に大きなお金がかかる
マンションだと自分が反対でも大規模修繕をやることになったら従わなければなりません。見栄えも考えてお金のかかる工事になるでしょう。
でも自分だけが住む一戸建てなら、「見てくれ」などどうでもいいのです。雨風さえしのげればいいのです。ちょっとした修理なら自分でやります。自分でできないことだけ業者に頼みますが、なるべく安くします。
マンションの修繕積立金より一戸建ての修理費のほうが安い
トータルで考えると、マンションの修繕積立金より自分の判断でできる一軒家の修理費ほうがずっと安いと思います。
それに将来マンションの建て替えなんてことになれば、修繕積立金では到底足りないのでそうとうな追い金が必要です。建て替えに反対しても議決されれば払うしかありません。払えない人はマンションを出ざるを得ないのではないかと思います。
他にもメリットがある一軒家
ということで、私は経済的な理由からマンションを捨てて一戸建てを選びましたが、他にも一戸建てのメリットがたくさんあります。
重要な順に列挙すると次の通りです。
- 隣近所の騒音に悩まされることがなく、安眠できる
- エレベーターなどで他人と接することがないので新型コロナ感染を防げる
- 通風口を通じて隣の家から新型コロナウィルスが侵入することもない
- 陽当たりの良い家なら冬の暖房費を節約できる
- 景色がよく精神衛生上良い
- 畑仕事を楽しみ、野菜代もうく
一戸建てにはデメリットもある
逆に郊外の一戸建てのデメリットは次の通りです。
- 用事で街に出るのに時間もお金(バス代)もかかる
- 近所に飲む場所がなく、街で飲むと帰りのタクシー代が高い
考えられるのはこれくらいですが、メリットのほうが大きいので打ち消されます。
それに歳をとると街に出る用事も飲みに出る回数も減ってきますから、出るときはそれこそ変動費だと思ってタクシーを利用すればいいと思っています。
コロナ禍で一戸建てがさらに有利か
それにたまたま今はコロナが怖くて、どうせ街には出ません。街中のマンションに住んでいたとしても外にはあまり出ないでしょう。仮に仕事をやっていたとしてもほとんどリモートだと思います。
マンションか一軒家かで迷っている人の参考になれば幸いです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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