かぶとたいぞうです。
人間はたまに一人で暮らしたり、一人旅に出たほうがいいと思います。
特に「寂しがり屋」の人ほどそうしたほうがいいと思います。
私は「寂しがり屋」だった
私はどちらかというと「寂しがり屋」です。血の濃い家庭環境に生まれ育ち、常に兄弟や隣近所、友達に囲まれて喜怒哀楽の中で暮してきました。
だから高校を出て初めて東京で一人暮らしをした時はホームシックにかかりました。そして耐えきれず親もとに帰りました。
その後結婚し、子供を作り、またワイワイ、ガヤガヤの家庭を作りました。
私は「寂しがり屋」だったから一人旅に出た
でも、その子どもたちもいつかは結婚し、家から出ていくのだろうと予測していました。そうなったらまた寂しいだろうなと思っていました。
いつかまた一人になる日が来るかもしれません。そのときは親ももういないかもしれません。
今のうちに孤独に慣れておかなければならないと感じました。孤独に耐える訓練をしなければならないと思いました。それで私は一人旅に出るようになったのです。
インドへの一人旅
最初の一人旅は学生の頃でしたが、2度目の一人旅は私が40歳くらいのときでした。下の子がまだ10歳くらいの頃で、行き先はインドでした。3週間ぐらいだったと思います。
デリーからパトナに飛び、現地で車とドライバーをチャーターして、ラージギール、グリッダクータ、ナーランダー、ブッダガヤと廻ってきました。すべて仏教の聖地です。
どうして私は一人でこんなところにいるのか
途中の田舎町で気温が50℃に達し、エアコンの無い部屋で汗だくになって「どうして私は一人でこんなところにいるのか」と自問自答しました。
それ以来、そんなことを毎年やりました。行き先はパキスタン、キューバ、コロンビア、プエルトリコ、ハイチ・ドミニカ、ベネズエラ、多岐にわたりました。そのうちにタイに行くことが多くなりました。
子どもたちが結婚して出ていった
子どもたちが思っていた通り結婚し、みんないなくなるとやっぱり寂しくなりました。
いくら一人旅で鍛えたからといっても寂しさが無くなるわけではありません。寂しさに慣れるだけです。慣れていれば耐える事ができます。
人間はいつか一人になる
人間はいつか一人になるときがあります。そのときは孤独に耐えなければなりません。孤独に耐えられないからと駄々をこねたり、みんなを巻き込んだりしても多くの人に迷惑をかけるだけです。みんな我慢をしているのです。
現在のコロナ禍でそのような状況に耐えている人もいるでしょう。自分の臨終の時も寂しいからといって他の人を連れて行くわけにはいきません。
今から訓練をしておかなければならない
人間はいつかは一人になる日が来るのです。今から訓練をしておかなければならないと思うのです。
それともうひとつ。一人で暮したり一人旅に出る別なメリットがあります。
一人で暮したり一人旅に出るもう一つのメリット
それは一人で孤独に耐えると、いつも一緒にいてくれる人に感謝することができるようになることです。
喧嘩ばっかりしている夫婦は時折離れて暮らしたほうがいいかもしれません。文句ばっかり言い合う恋人同士は、お互い一人旅に出たほうがいいかもしれません。
孤独に耐えきったあと感謝の気持ちが生まれる
一人になったからといって簡単に新しい相手ができるわけではありません。一人で寂しい思いをするだけです。
そしてその寂しさに耐え抜いた後、パートナーに対する感謝の気持ちが生まれるはずです。一緒にいてくれてありがたいと思うはずです。
中途半端に戻ってはならない
中途半端に寂しいからといってすぐに戻ってはなりません。寂しさに耐えきってから戻るのです。そうでないと感謝の気持ちにまでは至りません。
ずっと一緒にいると、一緒にいてくれるのが当り前だと思って感謝の気持ちは生まれないのです。これは親子でも兄弟でも同じです。
私は今一人旅の途中
私は今、沖縄に一人でいます。毎日一人で起きて、一人でコーヒーを飲み、一人でブログを書いて、一人で食事をして、一人で散歩をして、一人で寝ます。
とても寂しいですが感謝の気持ちでいっぱいです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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