かぶとたいぞうです。
果実酒用の35度の焼酎を飲んでいるというと、ずいぶん飲兵衛だと思われるかもしれません。でも私にはそれが当たり前なのです。
酒類というものは水ものなので、けっこう重いです。わざわざ水で薄めたアルコールを買って家まで運ぶよりは、アルコール濃度の高いものを買ってきて家で薄めたほうが合理的です。
焼酎甲類は純粋なエチルアルコールと水
特に焼酎甲類は複式蒸留なので味も風味もありません。ボトルの中身は純粋なエチルアルコールと水です。
わざわざ水で薄めて20度にして売っているものを買う必要はありません。20度を飲みたければ、35度を買ってきて水で2倍弱に薄めれば20度になります。
水で薄めたアルコールは重い
車のある人でも、車を降りてから重い酒類をキッチンまで運ぶのは大変だと思います。ましてや車を手放した私はいつも買い物は徒歩なので、重さは重要な要素です。
35度の焼酎甲類を買う理由は重さの他に、もう1つあります。
濃いアルコールのほうがハイボールにしたときに炭酸が効く
私は酎ハイを作って飲むことがあるのですが、濃いアルコールを使ったほうが炭酸が効くのです。
私の得意な酎ハイのレシピにシークヮーサー酎ハイがあります。
大きめのグラスに氷を少量入れ、冷やした35度の焼酎甲類と、原液100%のシークヮーサー果汁をそれぞれ少量入れ、強炭酸をいっぱい入れます。
焼酎甲類とシークヮーサージュースを予め冷やしておくのは、氷がなるべく解けないようにするためです。
もうお分かりですね。
水が少ないほうがシュワッとする
水の量を減らし、炭酸の量を多くすると、よりシュワッとするのです。
同じハイボールでも、氷をいっぱいいれて、そこに20度のぬるい焼酎を入れたら、ある程度のアルコール濃度にするためにはグラスの中は半分以上水になってしまいます。おまけに、そこに水で薄めた薄いジュースなんか入れたら、もう炭酸の入る余地はありません。最初から気の抜けたようなハイボールになってしまうのです。
今は何でも「○○用」
そもそも昔は焼酎甲類に「果実酒用」なんて表示はありませんでした。売ってる焼酎甲類はすべて35度くらいありました。それを何かで割って飲んでいたのです。
今は何でも○○用です。
洗剤もトイレ用、お風呂用、キッチン用。
水で薄めて濃度を変えただけで中身はみんな同じ
実は中身はみんな同じです。同じ洗剤を水で割って濃さを変えただけです。せいぜい香料を入れて雰囲気を変えた程度です。
それなのに、みんなそれぞれ用を買っていくのです。お風呂用の洗剤でトイレを洗ってはならないと思い込んでいるからです。
「果実酒用」の焼酎はそのまま飲める
同じ理由で、「果実酒用」の焼酎はそのままでは飲めないと思い込んでいる人も、もしかしたらいるかもしれませんね。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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