かぶとたいぞうです。
この記事は畑作りに関する自分のための備忘録です。
土づくり、種まきの時期や方法、各野菜の育てかた、など畑作業全般に関して書いていきます。
実験と試行錯誤を繰り返し、新たに得た知識を都度書き足したり修正したりして、どんどん最新版にアップデートしていこうと思います。
非公開記事としても良かったのですが、読者の皆さんのお役に立てたらと思い公開記事にしました。
ただし、私の家は札幌なので、種まきの時期や気温などに関しては読者各様に勘案してください。
以下、自分のための備忘録なので文体を改め丁寧語を省略させていただきます。
畑の作りかた
- 我が家の土に加えるものは、肥料であれ土壌改良材であれ、すべて北海道で産出されたもの、または関西以西で産出されたものでなければならない。これは絶対に守る
- 種も国産のものは北海道か関西以西でとれたものに限る
- トマトなどは苗を買ったほうが早いし安くつくが、培養土がどこの土を使っているか分からないので買わない。すべて種から作る
- 春の畑おこしは早めに行い、暇があったら何回でも深耕し土を太陽に当てる
- 我が家の畑には除草剤はまかない
- 我が家の土は粘土質なので水はけを良くするよう常に工夫しなければならない。
- 水はけを良くするには川砂と黒曜石のパーライトが有効
- 高畝は水はけが良くなる
- 有機肥料を主に使うが、化成肥料は有害ではないし即効性がある
- 肥料の有効成分は窒素、リン酸、カリ、それぞれ葉、実(花)、根に効く
- 葉野菜には窒素が豊富な油かすが有効
- 草木灰はカリウムと石灰を含む有効な肥料であるのみならず、虫よけにも効果がある。風のない日に、木や雑草を燃やして草木灰を自作しておき、毎年春になったら畑に混ぜる
- コンポストは2つ。一つは生ゴミ用で土を混ぜて堆肥にする。もう一つは雑草専用で草木灰の原料を貯める
- 芝生の芝刈りで出た雑草の山は干してカボチャなどの敷き藁に利用する
トマト、ミニトマトの育てかた
- トマトの種はタイ産のファーストトマト。これを毎回種取りして使い回す。F1でないから品質が劣化しない
ミニトマトの種は実績のあるキャロルを毎世代種取りして使い回す- →アイコに変える
- トマト(以下ミニトマトも同様)の種は3月末ごろ食品トレーにキッチンペーパーを載せて水で浸したものの上に適量まき、頻繁に霧吹きで新しい水道水をたっぷりかける。古い水は腐敗の原因となる
- トマトの種は窓に近い場所のものほど発芽が遅い。窓の反対側、ストーブに近いものほど発芽が早い
- 芽が出てきたら勢いの良いものだけをピンセットでつまみ直径15センチのポット1つに対し3芽づつ植える(今年は連結ポット→直径9センチポット→直径15センチポットと鉢上げしたが、家の中に土がこぼれて大変だった)
- 3芽のうち成長の良いものだけ1株残して育てる
- トマトに限らず、培養土は少し高くても北海道か関西以西で産出した質の良い培養土を買って使う(今年の後半は自分の家の畑の土を使ってみたが、虫が孵化して出てきた)
- トマトの苗が育つには2ヶ月かかる
- 上手に育てるポイントは1つ。水をやりすぎない事。水が不足して枯れることはないが、水をやり過ぎて枯れることはある。
- 最初のうちは毎朝水をあげるが、苗の高さが10センチくらいになったら2日に1回、20センチくらいになったら3日に1回、30センチくらいになったら土がカラカラに乾いて葉が萎れてから水をあげる
- いずれも水をあげるときは朝1回とし、鉢の下から水が出てくるまでたっぷりあげる
- 黄色い花が咲いた朝は鉢を指でコンコンと叩き、受粉させる
- トマトの苗の定植のタイミングは、1つ目の花が咲いた後、かつ最低気温が12度を下回らない事がほぼ確実になった時期であり、札幌の場合、例年だと6月の上旬となる
- カラスからトマトを守るために苗の周りにはテグスを貼りめぐらす。
- トマトの定植予定地には2週間以上前から石灰、肥料を施し、畝を作る
- トマトの苗は株間1メートル空けて定植する
- トマトの竿建てはそれぞれ真ん中に1本、周りに4本の5本立て。真ん中には主芽をしばり、周りの4本には脇芽を巻かせてしばる
- 脇芽は取らない(あるいは一番下から2本ぐらいだけ取りあとは取らない)、脇芽を主に育てる
- 主芽は竿先まで伸びたら摘心する
- トマトには水をあげない。何日も雨がふらず枯れてきた時のみたっぷりと土に水をまく。葉には水をかけない
- 毎日見て茎を縛り、雑草はこまめにとる
- 追肥は都度
- 大きくて形のいいトマト1個にテープで印を付けて残し翌年の種をとる
- トマトの収穫が終わったら葉と茎を細かく裁断し、堆肥か土壌改良か草木灰の原料にする
ほうれん草の育てかた
- 毎年最初に撒くのはほうれん草の種である
- ほうれん草は寒さに強く、雪が溶けたら種を撒ける(4月下旬)
- ほうれん草の種は少し芽を出してから撒く
- キッチンペーパーを2重にし、ほうれん草の種をしっかり包んで水に濡らし、軽く絞って食品トレーに乗せてジブロックで覆いしっかり閉め、北側の窓の近くに置いて上に布巾をかぶせておく
- 種は腐敗防止のため毎日水を加えて軽く絞る
- 半分ぐらいの種から白い芽が出て来たら、畑に高さ20センチ程度の高畝を作り筋巻きする
- ほうれん草の成長は結構早い
- ある程度成長したら間引いては食べる(5月中旬〜下旬)
- 頃合いを見計らって2番目の畑用の種の芽出しを行い、2番目の畑の区画を耕しておく(5月下旬)
- 2番目の畑の種まきと間引き
- 1番目の畑の収穫が終わったら、そこに3番目のほうれん草の種をまく(6月下旬?)
- ほうれん草は年に3回栽培する
- 粘土質は水はけが悪いのが欠点であるが、逆にミネラルが豊富で鉄分、マグネシウム、カリウムなどを多く含んだほうれん草が採れる利点もある。客土をせず、土地改良と高畝の工夫でほうれん草を育て続ける
キューリの育てかた
- キューリの種はF1ではない四葉キューリを使い、毎年種取りをして使い回す
- キューリの種は4月上旬〜中旬ころ直径9センチのポットに3粒づつまき、薄く土をかけ、たっぷり水をあげる
- キューリのポットには基本的に毎朝水をたっぷりあげる。最初は霧吹きで、苗が大きくなったら水差しで、ポットの下から水が漏れてくるまであげる
- キューリの苗は1ヶ月から1ヶ月半で本場4枚程度になり、ツルが伸びてきて定植適期を迎える(5月下旬)。
キューリはトマトより寒さに強く、定植時期もトマトよりじゃっかん早い→ネット情報にはそう書いてあったが、実際にはトマトよりキューリのほうが寒さに弱い。最低気温が確実に10度を超える5月下旬〜6月上旬にビニールで行灯を作りその中に定植する。マルチはしてもしなくてもいい。 - キューリの定植予定地には2週間以上前から石灰、肥料を施し、高さ30センチ程度の高畝を作る
- 高畝を囲うように黒マルチを貼り、定植場所に小さな穴を明けてキューリの苗を定植する
- その後竿を立て、キューリネットを施す
- キューリの苗を紐で囲んでからネットに縛りつけ、苗が風で倒れるのを防ぎ、ツルの誘引にする
- トマトと違い、キューリには雨が降った日以外、毎朝たっぷりと水をあげる
- 黒マルチが雑草を防ぎ、ツルがネットに張って伸びていくので水やり以外は手間がそれほどかからない
- 収穫が遅れると肥大化するので早めに収穫する
- 大きなキューリ1本にテープで印を付けて熟成させ、翌年の種をとる
- 追加:風の害でつるが切れ、葉の色が薄くなり、縮み上がって固くなった。ベニカスプレーを散布したが効き目がない。来年はあんどんで風を防いたほうがいい。カボチャも不織布でビニールハウス様に囲ったほうが発育が良かった。
その他
いっぺんに全ては書けないので今日はこのへんにしておきます。
今後も頻繁にこの記事に書き足したり、別記事として追加していこうと思います。
今後は次の事柄を追加する予定です。
- ジャガイモの育てかた
- カボチャの育てかた
- インゲンの育てかた
- 大葉(青じそ)の育てかた
- 春菊の育てかた
- チシャ(サンチュ)の育てかた
- コリアンダー(パクチー)の育てかた
- 小松菜の育てかた
- バジルの育てかた
- 朝顔の育てかた
ご期待ください。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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