かぶとたいぞうです。
札幌市の西区山の手に熊が出たと住民から通報があったそうです。
山の手といったら私が通っていた高校の近くで、とても馴染みのあるエリアです。今でも友人が何人か住んでいます。
まさかそんなところに熊は出まいと思い、もしかしたら狂言かなとも思いましたが、現場をグーグルマップで確かめてみたら納得がいきました。
札幌市西区山の手のヒグマが出たという場所
熊が出たと言われている現場は、山の手でも発寒川に近く、山の手通りよりも山側で、三角山、発寒川、どちらのルートからでも熊は出没可能なのです。
ヒグマの生息域に続くエリア
三角山の向こうは盤渓、定山渓と続き、熊の生息域に山続きの場所です。最近よく熊が出没する旭山公園にも円山経由で山が繋がっています。
もちろん道路でところどころ寸断されていますが、ヒグマも夜なら道路を横断するだろうし、先日東区に出た熊のように水路を移動するのかもしれません。川、水路、橋の下などはこの時期は草丈も長く、熊が身を隠すには十分です。
かつて有った西野ターミナル
古い人は知っていると思いますが、かつて西野には「西野ターミナル」というバスターミナルがありました。
私が中学生の頃、この「西野ターミナル」付近でヒグマが出たという事件がありました。
昔はこのへんは熊が出たのです。
しかし、その後住宅開発が進み、しばらく熊が出たという話はありませんでした。
ヒグマの数が増えすぎた
最近各地で熊が出るのは、やっぱり熊の数が増えたからでしょう。
かつては春になると猟友会に依頼して、一斉に熊狩りをしました。地区ごとに駆除数が割り当てられて、ハンターが一定数の熊を撃ったのです。そして熊の数を一定に保っていたのです。
現在は野生動物保護の観点から春の一斉熊狩りをやめたため、熊の数が増えに増えているようです。
縄張り争いに破れたオス熊が街に出てくる
オス熊には縄張りがあるので、個体数が増えすぎると争いに負けたオス熊はメス熊を求めて街に出てくるしかないのだと思います。
野生動物の保護も大事ですが、増えすぎた熊を減らすのも必要だと私は思います。
今のままでは恐ろしくて散歩もできません。
ごきげんよう。
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