かぶとたいぞうです。
北海道一周のバイク旅で、田舎道を走行中に最も恐れたのは、ふいに鹿が道路に飛び出してくることです。
毎日のブログには書きませんでしたが、今回の11日間のバイク旅の行程で、鹿が道に飛び出してきたことが3回ありました。
北海道の田舎道には鹿が飛び出してくる
うち最初の1回は、あわや衝突して大惨事になるところでした。
その最初の一回というのは、襟裳岬を超えて広尾にむかう道でした。
親鹿に続いて子鹿が
私が運転するバイクのすぐ前を、ふいに大きな雌鹿が出てきて道路を横断したのです。そしてすぐ後に子鹿が続いて横断しました。
私はなんとなくもう一匹出てくるのではないかと思って減速しました。
案の定、鹿の3連発
そうしたら案の定、もっと小さなバンビのような子鹿が出てきたのです。それが私のバイクとぶつかりそうになったのですが、どうにかギリギリ避けました。
もしバイクを減速していなければ間違いなく子鹿に激突したでしょう。
ぶつかっていたら大惨事
これが車だったら「子鹿が可愛そう」で済む話です。車が少しへこむ程度かもしれません。
しかしバイクは無防備です。子鹿といえども正面衝突すればバイクは転倒し、ドライバーは大怪我すると思います。
本当に一触即発でした。
それからは鹿が出そうな道は減速して運転しましたから、あとの2回はそれほど危険な目には会いませんでした。
あとの2回
ちなみにあとの2回のうち1回は浜頓別近くのオホーツクの海に面した道で、残る1回は稚内のノシャップ岬近くの町中です。
稚内では、町のまん中に鹿のファミリーがいて、ウロウロしております。稚内の人は「野良犬」ならぬ「野良鹿」と呼んでいるようです。
民家の軒下にいて、時々道路にも出てくるのです。主に民家の畑に生える野菜などを食い荒らしているようです。
鹿に関連して厄介なもの
鹿に関連してもう一つ厄介なのが田舎道を暴走する車です。
私が鹿の出現を恐れて減速しているのに、ノロノロ運転だと思ってクルマが後ろから煽ってくるのです。
そういう車は鹿と遭遇したことがないのかもしれません。あるいは自分は車だから鹿とぶつかっても平気だと思っているのでしょうか。
以前はこんなにも鹿はいなかった
ところで、以前はこんなに鹿は出なかったような気がします。
私はずっと北海道だし、車で道東や道北を周ったことが何回もあります。
しかし、野山を歩いている鹿の群れや、キャンプ場に出てくる鹿は何回か見たことはありますが、道路に出てきて横断する鹿をこんなにも頻繁に見たのは今回が初めてでした。
野生動物が増えているのか
今回の旅で3回も道路を横断する鹿に遭遇したのです。ヒグマ同様、エゾシカも個体数が増えているのではないでしょうか。
稚内の人も「野良鹿」が町に出るようになったのは、ここ10年くらい。それ以前はいなかったと言ってました。私が15年くらい前に稚内に行ったときも鹿は見ませんでした。
野生動物が増えて喜んでいる人、困っている人
自然保護で野生動物が増えているのでしょう。
喜んでいる人もいるでしょうが、困っている人もいるようです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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