【米国株】株価が上がっても、売らなければ利益は実現しないから幻想に過ぎないが、増配は現実の利益

かぶとたいぞうです。

一昨日買ったGISゼネラル・ミルズの株価が、たった1日で2ドル以上値上がりしました。

80株買ったので、日本円にして2万円近く儲かったことになります。

評価益は幻想:kabutotai.net

しかし、その2万円の儲けはGIS株を80株売ったときに初めて実現する利益です。私はGISの株を一生売りませんから、その利益は一生手にすることはありません。



買った株が上がっても下がっても、売らなければ得も損もない

同じ理由で、もしも明日になってGISの株価が買ったときよりも2ドル下がったとしても、なんの損もないのです。

私たちのような長期投資家にとって、評価益とか評価損は幻想に過ぎません。

評価益とは

評価益とか評価損というのは、「今もし売るとしたら、いくらの利益または損が出るか」というものです。私のように売る気のない者には全く意味のないものなのです。

しかし増配は別です。



増配は現実の利益

昨年の11月にGISは増配しました。今まで1株につき年間1.96ドルだったものが、年間2.04ドルに上がったのです。増配率は4.1%です。

これは何を意味するのか。

3ヶ月に1回もらえる配当金の金額が実際に増えるのです。幻想ではありません。実際に手に入るお金が増えるのです。

GISの株を700株持っているとしたら

例えば、GISの株を700株持っているとします。いくらで買ったかによりますが、日本円で400万円〜450万円の投資です。

今までは1株に付き配当は年間で1.96ドルだったので、700株なら年間1,372ドル、約150,920円になります。

それが昨年の11月以降、年間で1,428ドル、約157,080円になったのです。



月にたった500円の増配でも老後生活にはうれしい

年間たった6,160円の増配です。1ヶ月に付き500円増えるだけです。

しかし老後生活には毎月500円の収入増加はありがたいことなのです。

もしもGISが今後も毎年同じようなペースで増配を続けてくれたら、月々の配当収入の増加はは500円、1000円、1500円と次第に増えてゆくのです。

私の保有株10銘柄

私が今保有している株10銘柄の中で、増配していなかったのはGISだけでした。他の9銘柄、すなわち

  1. ペプシコ
  2. ジョンソン・エンド・ジョンソン
  3. アッヴィ
  4. ギリアド・サイエンシズ
  5. ファイザー
  6. プロクター・アンド・ギャンブル
  7. コルゲート
  8. フィリップモリス
  9. ロッキード・マーティン

はすべて連続増配株なのです。



これですべて増配中の銘柄になった

ちなみにGISも3年前までは増配していたのですが、しばらくは増配が止まっていたのです。それが昨年末から再開したのです。

これで私の保有株はすべて増配中になりました。

これがどれほどありがたいことなのか。実際に配当収入で生活している人にしか分からないでしょう。

重要なのは株の値上がりではなく増配

私にとって株価の上がり下がりはあまり重要ではありません。重要なのはその会社が成長して増配するかしないかだけです。

株価が重要になるのは、その銘柄を買い足すのにふさわしい値かどうかを計算する時だけです。

つまり、株価が下がって配当率が十分に満足できる範囲内に入ったなら買うだけです。



業績がいいのに株価が下がったときが買う好機

たいていは業績が上がると、株価も上がるし増配もおきます。しかし、業績が上がって増配したのに、エコノミストの評価により株価が下がることがあるのです。

今回のGISの値下がりはそういったケースでした。だから買い足したのです。

買った後は上がろうが下がろう気にしない

買った株がその後上がろうが下がろうが、あまり気になりません。売る気がないのですから。

適正な価格で買えたなら、それでいいのです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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