かぶとたいぞうです。
米国株は昨夜も上がり、これで4夜連騰です。
今の米国株相場をバブルだと言う人がいますが、私はそうではないと思います。
バブルというのは泡のことです。大きく見えるけど中身は空気で、弾ければすべて消えることを意味します。
株も相場ものだからバブルはあり得るが
株も相場ものだから、実態とかけ離れた価格がつくこともありえます。
株のブームで多くの人が買えば株は上がります。上がったのを見て、もっと上がるかもしれないと思う人が殺到して買えば、株はどこまでも上がります。まさにバブルです。
バブルは弾ける
ところが、何かのタイミングで株を売る人が増えれば株は下がり、それを見て慌てた人が殺到して売れば、株はとことん下がります。バブル崩壊です。
1929年の米国株大高騰とその後の大暴落はまさにその状態でした。それをきっかけに世界恐慌が起きたことは学校で習った通りです。
米国株が上がっている理由
今の米国株人気にも、そのような要素が全くないとは言えません。ここ数年、米国株をやり始めた人は日本人にも多いです。
しかし、「下がる下がる」と言われ続けた米国株が今なお上がっているのは、個々の上場企業の業績が良いからです。
良い四半期決算が続々
最近は主要な米国企業の四半期決算が相次いで発表されていますが、優良企業の好決算が目立ちます。
つまり、NYダウやSPを構成するような優良企業の業績が良く、売上も利益も増えているからみんな株を買っているのです。
実態のない株価とは言えない
実態のない人気ではなく、目に見えるしっかりした実態があっての人気なのです。
だからいくら暴落説を唱える人が現れても、米国株の人気はまったく衰えないのです。
これをバブルと呼ぶのは少し違うと思うのです。
業績と配当がしっかりした会社の株なら恐ろしくない
まぁ、呼び方がどうであれ、私のような超長期投資家は、株価の上がり下がりより配当に注目しておりますから、業績が良くてしっかり配当を出す会社の株なら今後も買い続けます。
業績が良く、成長力もあり、増配を続けるような優良企業であれば、多少高値で買っても損ではありません。
高づかみしてもYOCは徐々に上がっていく
なぜなら、高値でつかんで、その後株価が下がったとしても、何年か経てば投下資金に対する配当率(YOC)は増配により十分に上がることが期待できるからです。
株は下がるまで持たず、少し高くても買う
バフェット氏の師匠であるグレアム氏が「株は下がるまで持たず、少し高くても買う」と言ったのはそういう意味なのです。
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でもいっぺんには買えない
かと言って一度に大金を投下して、その後株価が思いっきり下がったらやっぱり後悔します。それで私は毎月一定額を「円コスト平均法」で投下し続けているのです。
私も今の米国株は少し高いとは思います。しかし、企業実績に基づいた株価なのでバブルとは思いません。
業績で判断した投資なら大きく損はしない
今後は米国株が下がることも十分にありうると承知の上で買い続けるのです。
その企業の業績を見て判断した投資であるなら、株価はあまり気にしないほうがいいかもしれません。業績がいいから高いのですから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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