かぶとたいぞうです。
日銀の黒田総裁が、昨日4月18日の衆議院決算行政監視委員会で最近の円安に関して次のように発言しました。
「かなり急な為替変動だ」
「急速な円安の場合はマイナスが大きくなる」
「急速な円安が中小企業や家計に与える影響について注意深く見ていく」
黒田総裁発言の結論
そして黒田総裁は次のように結論づけました。
「円安は日本経済全体としてはプラスだという評価を変えたわけでない」
「今の物価上昇はエネルギー価格の上昇が主な要因であり、家計の実質所得の減少や企業収益の悪化を招くおそれがある」
「だから今の金融緩和を続けていく」
円安誘導は変えない
急激な円安に一定の懸念を示したものの、結局はゼロ金利を継続し、円安誘導姿勢を変えないということなのです。
物価が上がったのは石油が上がったからであり、円安はそれほど関係がないと言っているのです。だから円安は容認できると言っているのです。
黒田総裁のこの発言を受けて、日本円は一気に127円を突破しました。
黒田総裁は円安歓迎
黒田総裁は基本的に円安歓迎のようです。だから、たとえどんな表現を使おうと、何かを言えば言うほど円安思考がはっきりととれます。それで市場は安心して円安に向かうのです。
黒田総裁はよっぽど円安にしたいのでしょう。
米国株が下がっても円安ならば
さて、昨夜の米国株市場はNYダウもS&P500もやや下がって終わりました。そして私の保有株は全体的にけっこう下がりました。
しかし黒田総裁のおかげで、ドルが対円で上がったので(円が下がったので)円換算での私の保有株は下がっていません。
黒田総裁様様
このように、円安は私にとってはありがたいことなのです。黒田総裁様様です。
最近の急激な円安は、米国株の値上がり以上に私の資産を(円換算では)増やしてくれています。
そして私の保有銘柄の増配以上に私の配当を(円換算では)増やしてくてています。
黒田総裁が口を開けば必ず円安になるのだから、もっといろいろなところで喋ってもらいたいくらいです。
円安は既定路線だった
円安が進めばインフレになって国民生活が厳しくなることは誰でも分かっていることです。それが分かっていたので、私は早々と金融資産をドル資産に換えたのです。
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なるべくしてなったことです。そして今後さらに円安に向かう確率が高いこともみんな分かっているはずです。
対策をたてなかったのなら自己責任
それでも対策をたてなかったのなら、それは自己責任です。
いっそのこと、円はこのまま1ドル150円くらいまで下がったほうがスッキリするのではないでしょうか。
200円まで下がってもいいと思います。100円の時の半分です。輸入物価が2倍です。預金の価値は半分です。そこまで下がった時にやっと気づくのかもしれません。日本が衰退していることを。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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