こんにちわ。かぶとたいぞうです。
今日はインフレと老後の生活についてお話をします。
資本主義経済を進めるいじょう、時期がどうであれインフレは必ず来ます。
政府は躍起になってインフレを促進しようとしていますが、それは国債をはじめとした政府の莫大な借金を減らしたいからです。
3%で24年、複利計算の恐ろしさ
近くに電卓がある方は試しに計算して下さい。
1+3%=1.03
+3%=1.0609
+3%=1.092727
これを24回おこなえば、2を超えます。
つまり、毎年3%ずつ物価が上昇すれば、24年後には2倍になるのです。
もし物価が2倍になって、でも借金の返済額は24年前の元金のままなら、どういうことになるでしょう。
例えば100万円を借りて、24年たったとします。借りた時の100万円は軽自動車が1台買える価値がありました。しかし、24年たって軽自動車が200万円に値上がりしていたら、借りた100万円は同じ100万円でありながら軽自動車1台分の価値の半分になっているのです。
日本が国家破綻せずに済む合理的な方法
借金は国家の威信にかけて返さなければなりません。約束どおり返すけど、実質の返済額を上手に減らす。その方法こそがインフレなのです。
インフレによって目減りするのは借金だけではありません。現金、貯金、預金も等しく価値を下げます。
物価が2倍になるのなら、同じく2倍になる資産でなければインフレには対抗できません。
もうひとつ国家にとって大きな荷物になっているのは年金です。年金も言ってみれば借金のようなものです。将来金を払うという約束で先に金を徴収したのですから、約束どおり払わないと高齢者は黙っていません。
インフレによって物価が上がっても、約束した年金が額面どおりの支払いなら、国家の実質の支払いは減ります。
官僚は頭がいいので、国家を破綻させないスマートで(ずるい)合知的な方法を考えているのです。こちらも賢くなければ対抗できません。
国家破綻を防ぐために、医療費もどんどん上げていくでしょう。
老後の資産が、年金と貯金だけの人はどうなるでしょうか。
物価が上がり、医療費も上がり、支出はどんどん増える。いっぽう、預貯金と年金の価値はどんどん目減りする。おまけに国債なんかに手を出していた人は、償還された時には受け取った現金の価値はかなり下がっているでしょう。
今のところ政府、日銀のインフレ目標は達成されていませんが、日銀の政策がうまくいこうといくまいと、資本主義を進めれば必ずインフレは起こりますから、対策は必要です。
債券、不動産、ゴールド、はどうか
私は債権には手を出していません。
債権は貸付です。株と違って必ず返ってきます。返ってくる金額も利息も予め決められているので手堅いです。逆に言うと元金と約定利息以上には増えません。
債権は手堅い分、インフレには弱いのです。
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不動産は難しいと思います。日本は人口が減っていきますので、よほどいい場所でなければ価値が目減りしていくのではないかと思います。この分野は難しいので素人は手を出さないほうがいいと思います。これからの不動産はプロの人しか通用しません。
ゴールド(金)はどうでしょう。私はかつてゴールドの現物をけっこう持っていましたが、今はほとんど手放しました。
ゴールドを持って20年、価格は2倍になりましたが、その間配当も利息もありませんでした。かえって維持費がかかります。先ほどの複利計算で考えれば、それほど得をしたとも思えません。2倍に上がったから良かったものの、それほど上がらなかったらかえって損をしたでしょう。ゴールドはもう買うつもりはありません。
結論:老後は年金と預貯金だけでは守れない。やっぱり株式
消去法で考えたら、やっぱり株式です。
株式はインフレになると必ず上がるとは限りませんので、厳密にはインフレ対抗力があるとは断言できませんが、長期投資で配当を中心に考えたら、たいていはインフレに対抗できるはずです。
物価が上がれば、自分が株を保有している企業の商品やサービスの価格も上がり、利益が増えるので配当も上がるという寸法です。債権の金利と違って、配当はどんどん上がっていきます。もちろん業績のいい企業でなければそうなりませんが。
まだ株式に手を出していない人は、資産の一部を使って、今から株式投資に少しずつ慣れていってはいかがでしょうか。ネットでやればけっこう簡単で手数料も安いです。
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家にいながら、または私のように海外にいても、いつでもどこでも手軽に株式投資ができる時代です。
豊かな老後を。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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