【GIS】ゼネラル・ミルズが好四半期決算と増配を発表し、株価は6%超上昇

かぶとたいぞうです。

昨夜の米国株は、上がったり下がったりで方向性が無く、結局は前日とそれほど変わらない終値でした。

6月末は四半期末でもあり、大手機関投資家の出資配分の調整があります。ここのところ時価が下がっている株に買いが入り、6月末は株価は上がると言われていました。しかし今のところはそれほどでもないようです。今夜が月末なので、もしかしたら今夜上がるかもしれませんが。



昨夜の米国株はパッとしなかった

昨夜の終値は前日比で、NYダウは+0.27%、S&P500は-0.07%、ナスダックは+0.18%、かぶとたいぞうポートフォリオは+1.32%でした。

私の保有株合計の株価が1.32%上昇したのは、ゼネラル・ミルズ(ティッカーGIS)の株価が6.35%も値上がりしたからです。

GISゼネラル・ミルズ急上昇で驚いた

実は私も驚きました。

昨夜はたまたま米国株のリアルタイム株価を見ていたのですが、開始早々ゼネラル・ミルズが急上昇しました。

私は何があったのかと関連する英字ニュースを探しました。

どうも、GISが昨夜発表した四半期決算の内容がすばらしく、6%の増配を決めたらしいのです。



ゼネラル・ミルズのすばらしい第4四半期決算

5月29日に終了したGISの第4四半期決算内容は、純利益が8億2280万ドルで前年同期の4億1680万ドルから2倍近くにまで上昇。1株あたり利益も予想を遥かに超えました。

たぶん値上げが成功してコストを十分吸収したのだと思いますが、他にもヨーロッパのヨーグルト部門を売って、新たに買収したペットフード部門の成績が良かったようです。それと、どういうわけか、ハーゲンダッツの日本での売れゆきも良かったようです。

インフレで売上も増えた

売上高も48.91億ドルで、前年同期の45.24億ドルから増加しました。

値上げで売上単価が上がったからなのでしょうが、庶民がインフレ対策のため他のものを削ってもコーンフレークなどの安価な食品を求めた結果なのかもしれません。



ゼネラル・ミルズの増配

いずれにしても業績が良かったので、ゼネラルミルズは1株四半期配当(1単位)を0.51ドルから0.54ドルへ5.88%引き上げると発表しました。この増配は次回、2022年8月1日に適用されます。

これらの発表を受けて前述の通りゼネラル・ミルズの株価は急上昇しました。

ゼネラル・ミルズは連続増配していない銘柄

ゼネラル・ミルズは私の持ち株10種の中で唯一連続増配していない銘柄です。

かつては連続増配していた時期もあるし、最近では一昨年増配したのですが、昨年は据え置きでした。増配したりしなかったりの銘柄です。



でも10年間の増配率は低くない

でも昨年までの10年間の増配率は1.67倍で、65年間連続増配しているP&Gの1.66倍や54年間連続増配しているフィリップモリスの1.62倍より10年間の増配率では若干高いのです。

ゼネラル・ミルズは無理して連続増配はせず、増配できる時だけ増配しているのですが、中長期で見ると連続増配銘柄と遜色のないパフォーマンスだと思います。それで私はゼネラル・ミルズを持ち続けているのです。

コーンフレーク、シリアルなど安価な主食食品はインフレや不況の時こそよく売れます。ゼネラル・ミルズは今後も業績を伸ばしてゆくだろうと思います。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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