かぶとたいぞうです。
米国株の上昇基調がしだいにはっきりしてきました。
昨夜の終値は前日末比で、NYダウが+0.71%、S&P500は+0.19%、ナスダックは-0.23%、かぶとたいぞうポートフォリオは+0.67%でした。
ハイテク株が多いナスダックだけは、金利上昇の影響で少し下がりましたが、他は上がりました。
NYダウ34,000ドル回復
NYダウは34,000ドルをあっさり超えて昨夜の終値は34,152ドルでした。
生活関連のバリュー株が多い私の持ち株は、全て少しずつ上がりました。
ウォルマートとホーム・デポの四半期好決算
昨夜は米小売のウォルマートとホームセンターのホーム・デポの四半期決算がありました。いずれも予想を上回る増収増益でした。
これで米国の消費は堅調と受け止められ、昨夜は小売や消費財メーカーなどの消費関連株や景気敏感株が広範囲に買われました。
一つだけ心配なのは住宅
米国の景気減速懸念はだいぶやわらぎ、米国株の上昇傾向がはっきりしてしたわけですが、一つだけ心配なのは住宅販売が衰えている点です。
先日発表された8月のNAHB住宅市場指数が悪化していたことに加え、昨夜発表された7月の米住宅着工件数も悪いのです。
住宅着工件数の長期グラフ
数字を羅列しても分かりづらいと思うので、下のグラフをご覧ください。住宅着工件数の長期グラフです。
新型コロナ大流行直後の2020年春のコロナショック時ほどではありませんが7月は、目立って下がっています。
一時的な落ち込みならいいが
今は住宅建材も高いし住宅ローン金利も高いので、一時的に落ち込んでいるだけかもしれません。
物価や金利が安定した後に回復すればいいのですが、もし住宅販売不振が続けば景気後退のきっかけにもなりかねません。
住宅産業はすそ野が広い
住宅が売れなくなると、関連する産業が全て不景気になります。
建材も建設工事も、家電も電気製品も電気工事も、内装工事もインテリアもエクステリアも、外構工事も道路工事も減ります。
住宅産業はすそ野が広く、広範囲の産業に影響を与えるのです。
しばらくは住宅関係のデータを注意深くチェック
せっかく米国経済には良い兆しが見えてきたのに、住宅産業が落ち込んできたら大変です。しばらくは住宅関係のデータを注意深くチェックしようと思います。
米国経済も世界経済も良くなりますように。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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