かぶとたいぞうです。
まずは下のグラフをご覧ください。
NYダウのここ5年間の値動きです。
①は2年前の1月です。新型コロナが話題になる直前です。この時期、NYダウ平均は28,500ドルにまで達しました。②は新型コロナの話題が持ちきりとなり、米国株が急落した3月です。NYダウ平均は21,900ドルまで下がりました。下落率は23%を超え、後に「コロナショック」と呼ばれました。
コロナショック
コロナショックの前年は米国株が順調に上がっていましたので、①の時期に株を買った人はけっこういたと思います。株価がいきなり23%も下落したので慌てて売った人も多かったはずです。逆に言えば売った人が多いからこんなに下がったのです。
株が暴落したので落胆した人も多かったのではないでしょうか。保有資産が2割以上も減って、絶望した人もいるかもしれません。
私は買ったが
私は逆にこの時期は果敢に買いましたが。
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株価は5ヶ月で元に戻った
ところで、グラフを見たら分かりますが、21,900ドルまで下がったNYダウも、同じ年の8月にはコロナショック前の水準に戻り、同年12月にはとうとう30,000ドルを突破しています。
つまり、コロナショック前に株を買った人でも、7ヶ月間辛抱して持っていれば株価は買った時の値段に戻り、1年近く持っていれば買った時の値段より高くなっているのです。
早い時期に買った人ほど得をしている
そして今。上がったり下がったりはしていますが、NYダウは34,200ドルにもなっているのです。過去のどの時期に買った人であっても得をしています。
多少のデコボコはあっても、総じて早い時期に買った人ほど買った株は値上がりしているはずです。
長期投資なら、少しでも早く買って、少しでも長く持ち続けたほうが確実に得
買った株を1ヶ月以内に売るとか、1日で何回も売り買いを繰り返すとか、そんな投機的な株取引をしている人は別です。しかし、配当を狙って地道な長期投資をしている人であれば、株は少しでも早く買って、少しでも長く持ち続けたほうが確実に得なのです(ただし米国株に限ります)。
上のグラフを見ればそんなことはすぐにわかるはずです。
もっと長期で見ると
ちなみに下のグラフは同じNYダウの長期の値動きです。一番左端が1992年1月ですから、30年間の値動きを表しています。
一目瞭然
途中にリーマン・ショックもありますが、一目瞭然。上がっているのです。圧倒的に右肩上がりなのです。
もう何も説明する必要はないはずです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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