かぶとたいぞうです。
チェンマイで1ヶ月以上生活した後、パタヤに移動して3日目。同じ時期なので比較するに適しています。印象が新鮮なうちに、チェンマイとパタヤの違いを列挙していきます。
パタヤとチェンマイの一番大きな違い:パタヤビーチ
一番大きな違いは、パタヤには海があるということです。
南国の海にはヤシの木があります。もうこれだけで雰囲気があります。
残念ながらチェンマイには海もヤシの木もありません。
パタヤとチェンマイの気候の違い
チェンマイよりパタヤの方が気温が高いのですが、この時期はチェンマイのほうが蒸し暑いです。
パタヤには海があるので海風が吹きます。風が吹きぬけます。だから快晴の日でも風が涼しいです。
いっぽう、チェンマイは盆地のような地形なので無風の日が多く、パタヤほど気温が高くなくてもジトーっと暑い日が多いです。
部屋に入ると風が無いのでパタヤだとエアコンが必須です。夜もエアコンを弱く入れておかないと暑いです。
チェンマイも蒸し暑いのでエアコンを入れますが、夜半過ぎ~朝方になるととても涼しいのでエアコンは要りません。
パタヤとチェンマイの物価の違い
場所にもよりますが、けっきょく物価はそれ程変わりません。最初はチェンマイのほうが安いと思っていましたが、パタヤにも安い店はけっこうあります。
パタヤビーチからセカンドロード付近はなんでもめちゃ高いですが、ソイ・ブッカオ、サウス・パタヤ・ロード、サード・ロードくらいまでくると、けっこう安い店や安い屋台、食堂があります。
チェンマイもターペー門から東の歓楽街はなんでもめちゃ高いです。パタヤビーチとそれほど変わりません。住宅地であるホイ・ゲーオ通り付近までくると比較的安いですが、パタヤよりほんの少し安い程度です。
パタヤのサウス・パタヤ・ロード奥にあるスーパーTOPsとチェンマイのホイ・ゲーオ通りに面したショッピングセンター内のスーパーTOPsの値段を比較しましたが、ほとんど変わりませんでした。物によっては若干チェンマイのほうが安い感じです。
生鮮品が安いスーパーMakro Food Serviceもチェンマイにもパタヤにもあります。値段も変わりません。
流通・物流は全国区なので、広く流通している物の値段は都市も地方も平準化されるのです。
パタヤとチェンマイの家賃の違い
家賃は圧倒的にチェンマイのほうが安いです。ホテルの宿泊料金もチェンマイのほうが安いです。
ホテルで言えば、チェンマイなら750Bくらい払えば、けっこういいところに泊まれます。パタヤなら倍の1500Bくらい払わないといいところには泊まれません。
アパートメントでいうと、チェンマイでは1ヶ月5000Bくらいでまぁまぁのアパートメントに住むことができますが、パタヤでは8000Bくらいはします。
もちろん、チェンマイにもパタヤにももっと安いアパートメントはありますが、日本人が住むには困難な物件です。エアコンが無いとか、タイ人の長期契約で常に埋まっているとかです。
今回チェンマイで気に入ったアパートメントが見つかり、来年の1月の予約を入れましたが、1ベッドルーム(日本で言うと1LDK)で1ヶ月賃料9000Bでした。
今日、パタヤのサウス・パタヤ・ロードの奥で見つけたアパートメントは、けっこう広い1ルーム、キッチンつきで、1ヶ月賃料が10000Bでした。来年の3月に予約を入れようと思っています。
同じ金額を払うならパタヤよりチェンマイのほうがいいアパートメントで暮らせますが、住環境を多少我慢すれば、パタヤでもそこそこの金額でそこそこのアパートメントを探すことができます。
パタヤとチェンマイの生活環境
パタヤは観光地であり歓楽街なので、夜はうるさいし、誘惑が多く、つい散在してしまう可能性があります。女性のいるバーでちょっといい気になって酒を飲み、女性に酒をおごると、1晩で1000Bくらい使うのは簡単です。
チェンマイにも歓楽街はありますが一部地域のみで、居住区には女性のいるようなバーはほとんどありません。せいぜい食堂のビール大瓶に65B~70B払う程度です。
パタヤにいると、よほど意識してセーブしなければ、お金をどんどん使ってしまいます。ところが、チェンマイにはお金を使うような場所はほとんどありません。
生活するならパタヤよりチェンマイのほうが無難です。
コミュニティー:パタヤでは欧米人、チェンマイでは日本人
パタヤにはあまり日本人がいません。だから私の生活圏であるソイ・ブッカオ付近でできる友達は欧米人がほとんどです。英語を話せる私には好都合です。
いっぽう、チェンマイのホイ・ゲーオ通り付近には初老の日本人男性がたくさん住んでいて、独特の日本人コミュニティーを形成しています。
私は最初、積極的には関わらなかったのですが、たまたま日本人が経営している居酒屋へ行くようになり、何人かの日本人と仲良くなりました。
普通の人なら海外で暮らすのはさみしいものだと思いますから、チェンマイのほうが日本人と仲間になれて心強いかもしれません。
パタヤとチェンマイのタイ人の気質・人情
パタヤのタイ人は完全にスレています。誰もが英語を流暢に話し、欧米人にへつらい、金に強い関心を持っています。みんな金のために地方から出てきたのですから当然です。
チェンマイのタイ人は誠実で実直です。へつらいません。英語を話す人もいますが、ローカルエリアではタイ語しか通じません。嘘をつかず正直で信用できます。バンコクやパタヤに金を稼ぎに出なかった人たちです。
チェンマイでタイ語を学び、カタコトのタイ語を使うと喜ばれました。私の下手なタイ語を理解しようとしてくれました。
せっかく覚えたタイ語をパタヤで使ったら鼻で笑われました。そして流暢な英語で言い返されました。
生活するならチェンマイの方が気分がいいかもしれません。
パタヤとチェンマイの違いまとめ
パタヤ | チェンマイ | |
一番 | 海がある | |
気候 | 晴れて涼しい | 蒸し暑い |
物価 | 変わらない | |
家賃 | 高い | 安い |
生活環境 | 散在の危険 | 金を使わない |
コミュニティ | 欧米人仲間 | 日本人仲間 |
タイ人の気質 | スレている | 実直 |
チェンマイの安い食堂で過ごした日々が懐かしく、来年の1月にまた行くのが楽しみです。
いっぽう、パタヤの青い空と青い海、雑踏の騒がしさも捨てられません。
私は当面の間、札幌、チェンマイ、パタヤを定期的に移動して生活してみます。
タイへの移住を考えている人の参考になれば幸いです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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