タイ政府が日本を含む外国からの入国者に、新型コロナ無料検査を開始した

かぶとたいぞうです。

日本では新型コロナに感染したのではないかと心配して病院に行っても、なかなか検査をしてもらえないようですね。しかし、ここタイでは条件に合えば無料で検査をするようです。

このニュースを伝えたタイの地元のネットニュース「パタヤニュース(英字)」の記事概要は次のとおりです。



新型コロナ無料検査に関するパタヤニュースの概要

タイ政府は、新型コロナの検査の対象国である9ヵ国2地域からタイに入国したばかりの人を対象に、無料で新型コロナの検査が受けられる事を発表しました。

対象国である9ヵ国2地域とは、日本、ドイツ、韓国、中国、台湾、フランス、シンガポール、イタリア、イランの9ヵ国、及び香港、マカオの2地域です。

対象国からの入国者で、かつ症状のある人

検査を受けることができるのは、対象国からの入国者であり、かつ、発熱や喉の痛み、息苦しさなどの症状があるなど一定の条件を満たす人です。

これはタイ人も外国人も対象としています。

希望者はタイ国内で電話番号1422の専用ホットラインを利用します。



希望者には防護服を着た担当官が送り迎え。

疑いのある人は出歩かず、自宅やホテルなどで安静にして担当官を待ちます。

医療用の防護服などを着た担当官は疑いのある人を迎えに行き、近隣の指定の病院へ搬送して検査し、その後自宅などへ帰宅するという手続きを行います。

条件を満たす人はすべて無料、条件を満たさない人も有料で実施

条件を満たす場合、この検査や搬送は全て無料です。

尚、条件を満たさない場合でも検査を有料で受ける事ができます。その場合は病院によって3000バーツ(1万円)~10000バーツ(3万円)程度の費用で検査を受ける事ができます。

(ニュース概要は以上)



新型コロナ検査、日本との違い

日本のように武漢や湖北省の訪問歴とか、感染者との「濃厚接触」とかは必要条件にされていないようです。

タイが新型コロナの検査に積極的なのは、先手先手でウィルスの蔓延を封じ込めたいという強い意志があるからだと思いますが、背景にはタイはまだ感染者が少ないので医療体制に余裕があるからかもしれません。

発見して隔離する狙いも

あるいは、「無料検査」と言えば聞こえは良いですが、早期発見して隔離することが真の狙いかもしれません。

たとえそうだとしても、タイは医療レベルが高い国です。現在の新型コロナの治癒率も世界最高水準です。だから重症化した時に助けてもらえる可能性が高いのです。



どうしても新型コロナの検査を受けたい人がタイに来たらどうなるのだろう

この制度を悪用して、新型コロナの検査のためにタイを訪れる人が出てくるのではないかと懸念しています。

タイは今でも渡航制限をかけていません。今、日本からタイに来れば、14日間の自主隔離と自主観察が義務付けられますが、入国は可能です。

しかも今、エアアジアはめちゃくちゃ安い航空券を出しています。ホテルもガラガラです。

タイに入国さえすれば無料で新型コロナ検査が受けられる

感染拡大を避けるため、感染疑い者の移動は避けなければなりません。しかし、この制度を悪用して日本で検査を受けられない人がタイに来るという事態も考えられないことではありません。

タイに入国さえすれば、1422に電話をして送り迎え付きで無料検査が受けられるのです。



タイの医療レベルは高い、新型の治癒例もある

感染が認められれば隔離されると思いますが、タイでしっかりとした高レベルの医療サービスを受けることができます。

抗エイズ薬や抗インフルエンザ薬を混ぜて投与し、新型コロナを治癒した実績もあります。

でも私は勧めない

だけど新型コロナの検査の目的だけのためにタイに訪れることはおすすめできません。もし本当に感染していたら、いたずらに感染を広めるだけだからです。

ウィルス発生当時の武漢の住民のようにウィルスを世界にばらまいたと後で言われます。

日本の医療制度に問題があるなら日本国内で議論し解決しなければなりません。



新型のワクチンがまだ開発されていない以上解決にはならない

また、新型コロナのワクチンがまだ開発されていない以上、検査して陽性が出ようが出まいが、あるいは医療サービスを受けようが受けまいが、またどこで医療サービスを受けようが、結果はそれほど変わらないような気がします。

今は少しでも感染を拡大させない事が大事です。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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