株と債券、私が債券に手を出さない理由

こんにちわ。かぶとたいぞうです。

今日は株と債券のお話です。

私は株には手を出していますが、債券には手を出した事はありません。

なせ債券に手を出さないかをご説明します。



素人女とプロの女

ある人は、「株式投資は収益を買うお金、債券投資は貸したお金」と言います。

「株は出資、債券は貸付」と言う人もいます。

また、別な人は「その会社が利益を出せば、その分け前をもらえるのが株、その会社がどうなっても貸したお金を返してもらうのが債券」と説明します。

でも、私が今まで聞いた中で、一番傑作だった説明は「株式投資は素人女、債券投資はプロの女」というものでした。


私は最初、どうして株式投資が素人で、債券投資がプロなのか、と思いました。逆ではないのかと。

株式投資にはリスクが伴います。投資先の会社が将来業績を上げるかどうかをよく分析して投資先を決めなければなりません。どう考えてもプロの領域だと思ったのです。逆に債券は貸付なのでもっと簡単なはずです。

でも説明を聞いて「なるほど」と思いました。

「素人女は将来有望だと思った男性と一緒になって、自分の将来を託します。大きな見返りを得る事ができるかできないかは男しだいです。いっぽう、プロの女はその都度シビアに決まった料金をとります。その代わり、男が大出世してもプロの女にはなんの関係もありません」

まさに至言です。

利息は確定していて安心だけど、増加することもない。

お金を貸せば、「借用書」を書いてもらって、法律的にもしっかりと返してもらえる権利を得ます。

債券とは「借用書」のようなものです。貸した金額、返済期限、利息が明記されています。一部変動金利の債券もありますが、ほとんどは金利も固定で決まっています。

つまり、債券投資は相手が破産しないかぎり、ほとんど確実に決まった金額が返ってくるのです。

決まった金額が返ってくるのは安心ですが、逆に言うと、投資先がどんなに成長して利益を出しても決まった金額しか返ってきません。

その会社に株式投資したのではなく、リスクの少ない貸付を選んだのですから、投資先が利益を出したからといって分け前を求めることはできません。プロの女と同じです。

いっぽう、株式投資には楽しみがあります。投資先が成長して利益を出せば、株の値上がりと配当増加という大きな見返りがあるのです。男に運を託した素人女と同じです。





インフレ対策

資本主義経済を進めるいじょう、インフレは必ず起きます。将来インフレが起きたときに、年金と預貯金だけで老後の生活を守り抜くのは至難の業です。

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債券投資で確定した金利以上に物価が上がっていけば、債券の元本も利息も実質的に目減りします。

インフレになると、金利も上がるかもしれませんが、既に買った債券の金利はもう決まっているので変わりません。金利が上がるのは新しく発行される債券の金利です。

金利の高い新たな債券が発行されると、自分の持っている金利の低い債券は見劣りするので、転売市場では自分の債券の価格が下がります。どうにも太刀打ちができません。

また、現在日本の国家は国債など大きな借金を抱えているので、インフレが起きても金利はあまり上げないかもしれません。

株はインフレになっても、投資先企業が成長を続け、好成績を出せば株自体も上がり、増配に次ぐ増配で配当も増えていきます。

株の神様、ベンジャミン・グレアムは「賢明なる投資家」で「株と債券を半々持ちなさい」と言っていますが、私は今のところ債券には手を出しておりません。

私は「素人女」なのです。

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その人その人の資産状況、収入、年齢、志向に応じたご判断で、楽しい投資生活をおくってください。
ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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