かぶとたいぞうです。
今日はベッドのマットを自分で解体処分しました。
古いベッドマットを捨てようと思ったのですが、インターネットで調べて業者に聞いてみたらセミダブルのマットを引き取るだけで5400円かかると言うのです。5000円+消費税のようです。
少し高いけど仕方がないと思い、一瞬頼もうと思いましたが、「ちょっと待てよ」と思いとどまりました。
ベッドマットを自分で解体処分できないか
業者は引き取ったマットをどのように処分するのだろうか。世の中には自分でベッドマットを解体処分するようなツワモノもいるのではないか。
さっそくネットで調べてみました。
出てきました。
yutubeの動画もありました。手順が詳しく紹介されています。
yutubeの動画を参考にして、私もさっそくチャレンジしてみました。
ベッドマットの分解
先ずは、マットの側面ぐるりにカッターを入れ、表面の布地をはがします。
表面の布地の中は、グレーの綿のようなものに包まった、木のくずのようなものです。
木のくずと言うより、ヤシの実(ココナッツ)の中の繊維のような物です。もしかしたら、本当にヤシの実の繊維かもしれません。これがびっしり詰まっています。以下、便宜上「ヤシの実の繊維」と呼びます。
ベッドのマットってこんな物でできていたのですね。初めて知りました。
表面の布地はどうにか外れましたが、グレーの綿と「ヤシの実の繊維」がスプリングにしっかり取り付けられており、なかなか外れません。
しつこいぐらいしっかりと針金みたいな金具で取り付けられています。
力ずくで引っ張ってもなかなか外れないので、ペンチで金具を外しながら剥がしていきました。
「ヤシの実の繊維」?
これが「ヤシの実の繊維」です。すごい量です。燃えるゴミの日に出そうと思って有料ゴミ袋に入れましたが、40ℓのゴミ袋1枚ではぜんぜん足りません。計3枚使いました。
大汗をかきながら悪戦苦闘の1時間。ようやく片面がはがせました。
座ったり立ったり、あるいは中腰でマットを外していくのはしんどい作業です。汗がだらだら出ます。腰が痛くて一気にはできません。休みながら続けましたが、ここまでの作業があまりにもつらかったので、残り半分は明日やろうかなと思いました。
しかし、万が一雨が降ったらグレーの綿が濡れて処理が大変になります。
こんなことなら5400円払って業者に頼めば良かったとか、自分ひとりではやっぱり無理だとか、マイナス思考に陥りそうになりましたが、一息いれてからまた奮闘しました。
延べ3時間かかってようやく解体終了
作業開始から述べ3時間。ようやく布地、綿、「ヤシの実の繊維」が全て外れて、スプリングがスケルトンの状態になりました。
yutubeによりますと、最後はスプリングを針金切りで細かく切って、鉄くず業者に持っていく、または燃やせないゴミに出すようです。
私にはスプリングの使い道がありましたので、再利用しました。
我が家の裏庭には梅の木があるのですが、梅の木の後ろ側が溝になっていて、後ろ側の大きな梅の実をとることができませんでした。
スプリングはちょうど溝の幅より少し広く、上に乗って梅を取るのに都合が良さそうです。
マットの布地つきでは景観が悪く、たぶんマットが腐ってくると思いますが、スケルトンのスプリングなら良い感じです。
このままでは乗った時に安定が悪いので、木で橋渡しをしました。後日もう少し工夫してみます。
3時間で5400円ういた
3時間の労働で5400円の支出をうかすことができました。
私の現役のころの平均時給は2万円程度だったので、3時間働けば6万円にはなりました。
だから現役のころは5400円支払って業者に任せるほうが得だと考えていました。その間に自分は6万円稼げるので、差し引き54600円の得です。
しかし今は3時間で5400円浮いたことを喜んでいます。
自分の意思で、自分のやりたい事をやってお金がういたからです。新しいことへのチャレンジと新たな発見、おどろきがあったからです。
1日働いて1万円稼ぐ人
1日働いて1万円稼ぐ人がいるとします。その人は8時間くらいかけて1万円を稼ぎます。通勤時間などを加味すると、10時間くらいは拘束されていると思います。そして、たいていは1割ぐらい税金を引かれるので、実際は1日に9000円しかもらえません。
その9000円で業者に頼んでベッドマットを引き取ってもらえば、手元には3600円しか残りません。
他にも、外に出ていればいろいろな出費があるでしょう。1日かけて稼いだ1万円のうち、いくら残りますかね。
私は3時間の重労働をしましたが、シャワーで汗を流してさわやかな気分です。
いま、そよ風のふく自慢のテラスに座ってコーヒーを飲んでいます。たわわに実った梅を見ながら青空の下でブログを書いています。
+++
私はこれといって働いていません。しかし、少ない金額ですが、米国株の配当や原稿料などの収入があります。
だから何でも自分でやって(DIY)楽しみながら支出を減らせば、「1日働いて1万円稼ぐ人」より豊かな生活ができるような気がします。
ちなみに梅酒は既に2升(3.6ℓ)分作りました。今成っているのは取りきれないで余った梅です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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