パタヤでのリタイア生活に絶望し、壮絶な死をとげる世界の老人続々

かぶとたいぞうです。

昨日(2018年11月14日)、ここパタヤのコンドミニアムの屋上で首をつって死んでいるノルウェーの老人が見つかりました。



パタヤのコンドミニアムでノルウェー人男性(69歳)が首吊り自殺

男性はそのコンドミニアムの住民で69歳。屋上からロープを下ろし、コンドミニアムの壁にぶら下がる形で死んでいました。遺書も発見されたようです。

自殺の理由は今のところ明らかにされていませんが、透けて見えるものがあります。



パタヤでの夢のリタイヤ生活が絶望のどん底に落ちるとき

パタヤのリタイヤ生活に失敗して、絶望の中で死んでいく男性老人は後を絶ちません。

数年前には同じパタヤでヨーロッパ人がお寺で餓死しています。

その老人は気を許したタイ人パートナーに全財産を持ち逃げされ、失意の中お寺でホームレス生活をしていたそうですが、とうとう最後には死んだそうです。

夢を抱いてパタヤに移住し、リタイアメントビザを申請して老後生活を開始。現地で知り合ったタイ人女性と一緒に暮らし、甘い生活もつかの間、身包みはがされて壮絶な死をとげるという話は昔からあるのです。



魅惑のタイ人女性はそんなに悪いのか

タイ人女性はそんなに悪いのか。いいえ。正直で親切な女性の方が多いです。だからヨーロッパ男性はタイ人女性に好意を抱くのです。

では、なせ。

タイ人女性も必死なのです。女性により事情は異なりますが、たとえばタイ東北部(イーサン)の貧しい家庭出身でパタヤに働きに来ている女性はパタヤにはたくさんいます。

タイ人女性にもたいへんな事情がある

彼女には病気の親がいるかもしれません。頭が良いのに金が無くて学校へ行けない弟がいるかもしれません。隠し子が病気で、金さえあれば命が助かるかもしれません。

そんな彼女がヨーロッパの老人に愛され、信用され、銀行カードの暗証番号を教えてもらったとします。

この金さえあれば病気の親を救える。隠し子の命が助かる。この金を親に預けた子供に送ってあげたい。そんな、やむなき事情で泣く泣く盗むのです。彼女たちにも事情があるのです。

のどから手が出るほど金が欲しい人に金を見せたら、とられるに決まっています。見せた方が悪いのです。



フィリピンの事例はもっと壮絶

実際にフィリピンで起きた事件はもっと壮絶です。

ずっと独身だった日本人サラリーマンが定年退職目前に、日本のフィリピンバーで知り合ったフィリピン女性といい関係になり1子をもうけて結婚。

定年退職後は女性とともにフィリピンに移住。親子3人で幸せなフィリピンでの老後生活を夢見ていましたが、男性はフィリピン移住後、何者かに殺されました。

警察の調べて分かったのですが、フィリピン女性が殺し屋を雇って夫である日本人男性を殺させたのです。目的は男性の遺族年金でした。

日本の厚生年金の制度では、夫が死んだら妻は遺族年金を死ぬまでもらい続けることができます。もらう金額は夫が生きているときの4分の3の金額です。夫が死んで4分の3なら死んだ方が得です。また18歳未満の子供がいる場合には、子供が18歳になるまで遺族基礎年金が加算されます。すべてそろばんずくです。

タイ人女性はそこまで悪くないと思いたいですが、やむなき事情があれば誰でも非情になります。

日本でもタイでもフィリピンでも、厚生年金(会社員の年金)に長く入っていた人はモテるのです。決して本人がモテているのではありません。年金がモテているのです。

そして、本人が死んだら、生きているときの4分の3をもらい続けることができることも女性たちはみんな知っています。

私はこういう種類の話をたくさん聞いているので常に用心していますが、これからタイでのリタイヤメント生活を計画している人は、あまり淡い期待を持たない方が身のためだと思います。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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