パタヤはチップ、チップでちょっとウンザリ

かぶとたいぞうです。

パタヤに来て約1週間。今までいたチェンマイとつい比べてしまいます。

パタヤはチェンマイと違って、どこへいってもチップ、チップ、どこへ行っても、おごれ、おごれ、金、金、で少々ウンザリしています。



米兵の保養地だったパタヤの歴史

第2次世界大戦の時期も、その後のベトナム戦争の時期も、パタヤは米兵用の保養地として発達した歴史を持っています。パタヤの南、ジョムティエンのさらに向こうに今でも軍事基地があります。

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だからパタヤにはチップの習慣が定着しているのです。タイ全土からあぶく銭を求めて人々が集まった土地柄なのです。



以前はあまり気にしなかったのですが、今回チェンマイに1ヶ月以上住んだ後にパタヤに移り住むと、パタヤの特殊性に気づかされます。とにかくパタヤではどこにいても女性が言い寄って来て1杯飲ませろ、とせがみます。店の人は店の人でチップを求めます。

パタヤではちょっとした食堂で飲んでも女性に言い寄られる

私が今いるソイ・ブッカオのLKメトロ付近では、ちょっとした食堂で飲んでいても得体の知れない女性が言い寄ってきてドリンクを求めます。

私は社交性が高いので、話しかけられるとつい応じてしまいます。そして冗談を言っているうちに1杯おごるハメになり、女性用の高額なドリンク料を払わされます。女性は冗談っぽく言い寄りますが、顔があまりにも必死で恐ろしいぐらいです。

お店はお店でチップを求めます。今日はクイッティアオ(ラーメン)店のおばさんにまでチップを求められました。おばさんも冗談っぽく言っていますが、顔が必死でした。

パタヤはどこへ行っても「おごれ、おごれ」。どこへ行っても「チップ、チップ」、おばさん達の顔があまりにも必死で怖いです。これが毎日続くとうんざりします。



チェンマイの人は笑顔ひとつ見せないけどチップは求めなかった

思えば今までいたチェンマイでは酒場でも食堂でも、従業員は笑顔ひとつ見せませんでした。でもチップを求められたことは1回もありませんでした。日本と同じです。料理を売っているのであって、媚を売っているわけではないのですから。

パタヤに来ると、どこに行っても笑顔をふりまけられます。でも、よく考えたらその笑顔は「1杯飲ませろ」、「チップをよこせ」の笑顔なのです。1声10バーツ、1笑顔100バーツみたいな勘定なのでしょう。そして応じなければ、とたんにむっとした顔になります。気分が悪いです。

パタヤの笑顔は観光者にはいい笑顔かもしれない

短期滞在の観光者には笑顔もチップもいい制度なのだと思います。短期間しか滞在しないのだから、楽しい方がいいに決まっています。チップを払って良い思いができるならそれでいいのです。短期間なので支出もそれほど気にならないでしょう。

全世界から観光客がパタヤに集まってきて、次々とチップを払い大盤振る舞いをするのです。パタヤの住民は大盤振る舞いする人だけを相手にすればいいのです。

でも、パタヤに長期滞在するつもりの私には金のかかる笑顔は不要です。



チェンマイの安い食堂が懐かしい

チェンマイの薄暗い通りに面した安い食堂で飲んだ日々が懐かしいです。愛想は悪いですが、まじめな人たちが相手をしてくれました。チップを求められたことも払ったことも一度もありません。タイにはもともとチップの習慣が無いのですから。

住むならやっぱりパタヤよりチェンマイかもしれません。または、同じパタヤでも少し繁華街から離れたところを探した方がいいかもしれません。郊外のアパートメントと食堂を探してみます。

住むことと観光はまったく違います。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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