かぶとたいぞうです。
今日はまったくのSFです。架空の作り話です。そう思ってお読みください。先日ふと頭をよぎったことをSFとして書いてみます。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と米国のトランプ大統領は密約を結んでいるように思います。内容は分かりませんが、当然米国にも北朝鮮にも利益のある約束だと思います。以前の会談で関係者に席をはずしてもらい、2人だけで話し合ったときに大筋合意したと思います。
トランプ大統領と金正恩委員長の密約
その時北朝鮮は既に実質的に核兵器を持っていました。その核兵器は米国にとっても脅威ですが、同時に中国にとっても脅威です。米国が北朝鮮を潰さずに見逃してくれれば、米国には絶対に手を出さない、それどころか、イザと言う時は米国のために北朝鮮の核ミサイルを使うと金正恩委員長がトランプ大統領に提案した可能性があります。以来、トランプ大統領は金正恩委員長とは良い感じで付き合っているように見えます。
米中は本当に戦争するかもしれない
いま、米国は中国と一戦交えるかもしれない緊張状態にあります。トランプ大統領が米国の主要多国籍企業に対し、中国から引きあげるよう求めた時、私はぞっとしました。私には中国との開戦も辞さないというファイティングポーズに見えました。
いま、東アジアではまったくバラバラにいろいろな事件が起きています。すなわち、
- 香港のデモ拡大
- 日韓関係の悪化
- 米中貿易戦争の泥沼化
これら一見バラバラに起きているように見える事件が、妙な形で結びつく時に戦争とか紛争とかが起こりえます。今までの歴史を見るとそうでした。
韓国と北朝鮮の統一と金正恩委員長の野望
韓国と北朝鮮が統一することは両国のかねてからの悲願です。統一することには両国のリーダーは諸手を挙げて賛成するでしょう。しかし、どちらの国がイニシャチブをとって統一するかとなるときっと揉めるだろうと思います。
つまり、自由主義経済国家である韓国寄りの統一国家になるのか、それとも統制国家である北朝鮮寄りの統一国家になるかです。
もっと言うと、統一後の新国家の最高責任者に誰がなるのか、という問題です。
このままでいくと、韓国が主導権を握るでしょう。しかし、金正恩委員長にはその選択肢はないはずです。
金正恩委員長は南北朝鮮を統一して、どうにかして自分が国家主席になりたいのではないでしょうか。
トランプ大統領の中国に対する怒り
トランプ大統領の中国に対する怒りは、多くの人が予想しているものよりずっと大きいかもしれません。単に貿易上の損得ではなく、知的所有権の不法使用や米国へのスパイ活動など、国家的敵対行動を憎んでいるフシがあります。
香港の民主化デモに対する中国政府の暴力的鎮圧行動がエスカレートすると、米国が介入する可能性があります。そうなると日本にも応援を求めるでしょう。そしてそれを突破口にどんどん中国に軍事介入する可能性もあります。
米国は代理戦争を仕組むのが大好きです。
いま日本と韓国の関係は非常に険悪なムードです。米国の高官が韓国に対して「失望」発言をする中、この件に関して沈黙するトランプ大統領の行動が不気味です。
国内で支持率を下げて窮地に追い込まれている韓国の文在寅大統領に中国が言い寄って、あるいは逆に文在寅大統領が中国寄りになり、米国と対峙するようになる可能性はないでしょうか。そうなったら日本の世論はますます韓国に敵対するでしょう。
竹島の問題か何かが突破口になって、米国にそそのかされた日本が韓国を攻めるような可能性もあります。
米国も中国もお互いに直接の戦争を避け、韓国と日本に代理戦争をさせるということです。
全面対決の可能性もあります。
もし中国と韓国が結びつき明確に反米の姿勢を示したら、その時は全面対決です。米国は韓国に駐留している米軍を中国と韓国に向けるでしょう。その時、北朝鮮の核ミサイルは韓国と中国に向けられ、韓国は手も足も出せなくなります。その間隙を縫って日本の自衛隊は「後方支援」と称して米軍に追従するでしょう。
米国、日本、北朝鮮の三国軍事同盟
米国、日本、北朝鮮の3国軍事同盟です。その時になってはじめて多くの日本国民は「北朝鮮と組むとは思わなかった」と驚くのではないでしょうか。
でも3国軍事同盟の構造は偶然ではなく、ずっと前から仕組まれていたのかもしれません。
米国は中国に脅かされた世界の覇権を取り戻す目的で、北朝鮮は南北を統一して自分が国家主席になる目的で、そして日本は米国に追従して中国の権益の一部を狙うためにともに戦うのです。
以上、全てSFです。作り話です。
でも、まったくあり得ない話ではありません。
ちなみに、このSFストーリーに登場していない重要な国が1つあります。ロシアです。
このような動きになれば必ずロシアも行動を起こします。ロシアがどう動くかでストーリーの後半は大きく変わるでしょう。
ちなみに私は戦争反対です。戦争になると多くの国民が苦しみます。戦争が起きないことを切に祈ります。
このような文章を書くのも、国民が「仕組まれた世論」に踊らされないようにという警戒心からなのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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