かぶとたいぞうです。
「海外旅行中に万が一体調を壊したら」。誰でも心配することです。
慣れない土地、慣れない言葉で現地の病院にかかるのは心配です。また、料金、保険制度も日本とは違います。だから、帰国するまで我慢する人が多いのではないでしょうか。
そんな時、とりあえず抗生剤を飲んで様子を見ることができれば安心します。細菌が原因の腹痛、吐き気、下痢、発熱、炎症などであれば抗生剤で改善する見込みがあります。
しかし抗生剤は日本では医師の処方箋がなければ手に入りません。
タイの薬局では処方箋なしで抗生剤が買える
タイでは処方箋なしで抗生剤が買えるのです。しかも日本で買うより断然安いです。種類も豊富で、薬局(pharmacy)で症状を言えば、適した抗生剤をすすめてくれます。
タイのどこにでもある薬局へ行き、Antibiotic(アンティー・バイオーティック)と言って下さい。通じます。
その時に、腹が痛かったら腹を押さえて、下痢なら下痢のジェスチャーをします。
薬局の人は、「1日2回、食後に」、など用量・用法を教えてくれます。また、「服用中は牛乳を飲んではならない」などの注意事項も教えてくれます。
抗生剤を飲んでも駄目な場合は
細菌が原因の腹痛、吐き気、下痢、発熱、炎症などの場合は、抗生剤を服用して安静にしていれば、2~3日もすれば改善します。
しかし、それでも改善しなければ病院に行くしかありません。緊急事態なので、お金のこととか言葉が通じないとかを気にしてはいられません。
ホテルならフロントに、そうでなければ誰か現地に詳しい人に助けを求めて病院へ行きましょう。
タイで病院にかかる時の医療費、保険など
私は海外に出ると体が緊張してか、滅多に病気にはなりません。だからタイで病院にかかったことはありません。
今まで経験者に聞いた話をまとめると、タイの医療事情、保険請求などに関しては次のようです。
- タイでは病院、診療科目によって診療報酬はまちまち。安い場合もあるし高い場合もある
- 安ければ、自腹で払って、それで終了という手もある
- 高かければ、とりあえず病院に診療報酬を支払って、診療報酬明細書(明細つき領収書)をもらう
- 日本の社会保険、国民健康保険に入っていれば、帰国後、日本の厚生労働省に請求して現地で支払った金額の7割を返してもらうことができる場合がある
- 海外旅行保険に入っていれば、やはり帰国後請求手続きをして払ってもらう
- クレジットカードに付帯した海外旅行保険も同様。ただし、そのクレジットカードで航空券代金を支払ったなど条件を満たしている必要があり、また傷病の原因が海外滞在中に発生したことを証明しなければならないなど、いろいろ面倒くさい
クレジットカード付帯の保険を使う裏技?
裏技だと思いますが、病院からクレジットカード付帯の海外旅行保険会社に直接請求させる手もあるらしいです。
チェンマイで知り合ったある人から聞きました。その人は日本の社会保険にも国民健康保険にも入っていません。他の保険にも入っていません。持っているのはクレジットカードのみです。
病院に行くと、「このカードに付帯した保険会社に直接請求してください」と言ってカードを提示するらしいです。するとただで見てくれて、診療報酬も直接保険会社に請求するので、自分は1円も病院に払ったことがないと言うのです。
「本当ですか?」と聞きましたら「病院も金がほしいから融通をきかせてくれる」と言うのです。
別に不正請求でもないし、本当の話だとは思います。しかし、病院に請求事務の負担がかかるので、病院は嫌がると思います。また、正規の手続き方法ではないかもしれませんので、いつでもどこでも通用するとは限りません。事前の確認が必要です。
海外渡航中、何事も無いのが一番ですが、万が一に備えて覚えておいてください。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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