かぶとたいぞうです。
今日はyutube講座4:「PPMと金のなる木」です。
世の中、どんな会社が儲かっているのでしょうか?
成長著しい分野の会社が儲かっているのでしょうか?
案外、地味な会社が儲かっている
いいえ。案外、流行らない分野の、地味で目立たぬ会社のほうが儲かっているのです。
「たたみ屋」ですごく儲かっている会社を知っています。
畳(たたみ)なんていまどき流行りません。だから、昔は街中にたくさんあった「たたみ屋」も、いまでは見なくなりました。しかし今でも畳の需要はあるのです。
流行らない畳屋が儲かる
今でもやっている少ない「たたみ屋」に注文が集中し、競争が少ないので利益が上がりやすいのです。利益が上がるのに、「いまどき畳屋なんて」と思って新規参入する人が少ないので無風なのです。
このように、本当に儲かる会社というのは、低成長、あるいは衰退産業で、圧倒的なシェアをもっている会社なのです。
タバコ会社も儲かっている
タバコ産業もそうです。今はタバコは流行りません。衰退産業です。でも喫煙家は今でも世界中に一定数います。競争があまりないので値上げも可能です。タバコは儲かるのです。それでも「いまどきタバコなんて」と思って新規参入する会社はありません。
このように、成長が止まった産業分野で圧倒的なシェアを持つ商品や部門、会社のことを「金のなる木」と言います。
金のなる木とは
私たち長期投資家は、地味で、利益率の高い「金のなる木」を見つけて長期投資するのです。特に「金のなる木」なのに割安な「バリュー株」を狙うのです。
今日はボストンコンスタントグループの古典的マーケティング理論「PPM」(プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス)になぞって「金のなる木」を解説し、長期投資における銘柄選びのポイントを一緒に勉強します。
講座4:PPMと金のなる木(約18分)
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配当の源泉は「金のなる木」
長期投資の狙いは長期の配当です。長期の配当の源泉は「金のなる木」です。
成長株ではなく、地味な衰退産業の「金のなる木」こそが老後資産の長期投資にふさわしいことを忘れないでください。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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