かぶとたいぞうです。
今年の3月にコロナの影響で1株100ドルまで下がったところで買ったボーイングの株を、今週1株200ドルで売り抜けました。
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ボーイングが2倍で売れたのはまったくの偶然
このように書くと、うまいこと儲けた話に聞こえますが、2倍で売ったのは全くの偶然です。こんなことを計画してできる人はいないと思います。
私がボーイングの株を買ったのは、長期保有が目的でした。一時的に業績が落ちてもそのうちに回復すると思ったのです。ボーイングは長期的な財務内容もよく、長期で持てば配当をしっかりもらえると思ったのです。
ボーイングを買ったのは配当目的だったのに
株価がうんと下がったので、配当率も驚くほど高くなったのです。
それで買ったのですが、私が買ったあとすぐにボーイングは配当の打ち切りを宣言しました。
「しまった」と思いました。
「ブタをつかまされた」と思いました。
大失敗です。
配当を出さなくなったボーイングをずっと売ろうと思っていた
それ以来、ずっと売る機会を探っていたのです。
辛抱強く待っていたら、今回ボーイングがいきなり上がったので、ここがチャンスと思ってすべて売りました。
あいつぐコロナワクチンの吉報を受けて、旅行需要の回復が期待されたのだと思います。
無配当株は長期投資にはむかない
例えそうだとしても、無配当株は老後資金を運用する目的の私の投資スタイルには合いません。
上がったときに売るにかぎります。
ボーイングでいくら儲かったか
ところでいくら儲けたかというと、100ドルで10株しか買っていないので、儲けは10万円ちょっとです。NISAで買ったので税金は引かれませんが、それほどの儲けではありません。
「なーんだ」
「100万円くらい買えばよかったじゃないか」
「そしたら倍の200万円になったのに」
という声が聞こえてきそうです。
落ちていくボーイングを買うのは勇気がいた
でも現実はそうはいかないのです。潰れるかもしれないと思う会社の株を買うのは勇気がいるのです。
現に潰れるかもしれないと思って慌てて売った人が多かったので、ボーイングの株価は半値以下になったのです。それを買い向かうのは口で言うほど簡単ではありません。
あの時ボーイングを果敢に買った人がどれくらいいたか
あの時100ドルまで下がったボーイングの株を何百万円分も何千万円分も買えた人が果たしていたでしょうか。
いたらすごいです。カルロス・スリム級です。
落ちていくナイフをつかむのは口で言うほど簡単ではないのです。
偶然の利益をさも計画していたかのように言う人ならいる
今回の私のように偶然の誤算で利益をつかんだことを、さも計画通りであったかのように吹聴する人ならいそうです。
「ボーイングの底値は100ドルくらいだと分かっていた。そして2倍の200ドルくらいまでは回復するだろうと予想していた」
「あの時ボーイングを買わなかったやつはアホだ」
みたいなことを言うのです。図々しいにもほどがあります。
株の上がり下がりは誰にも予想できない
株の上がり下がりは誰にも予想できないのです。株は儲けようと思って儲かるほど甘くはありません。
でも私のような地味な長期投資をしていれば、大きく損をすることはないし、今回のようにちょっとだけ儲かることが時々あるのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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