かぶとたいぞうです。
私は老後のお金のことなど、ぜんぜん心配していません。
なぜか。
理由は単純です。
収入が支出を上回っているからです。
収入より支出が少なければ破綻しない
私は働いておりません。それでも死ぬまで継続して入ってくる収入があります。
その収入の内訳は、年金と株の配当と印税です。しかし収入合計はそれほど多くはありません。
それでも月々の支出はそれよりもっと少ないので、毎月お金が残ります。
長生きすればするほどお金が残る計算です。
1ヶ月の支出合計は10万円以内
私の1ヶ月の支出の合計は8万円〜10万円です。何事もなければ8万円で済みますが、突発的な支出や贈り物、付き合い、などがあった月は合計で10万円くらい支出します。それ以上の支出を伴うお誘いや付き合いは辞退します。
ちなみに私には借金がなく、ローンの終わった戸建ての自宅があり、子供達は独立してお金はかかりません。だから10万円以内でおさまるのです。
札幌でもパタヤでも1ヶ月の支出は10万円以内
これは札幌に住んでいるときも、タイのパタヤで暮らしているときも同じです。
パタヤでは物価が安いぶん、アパート代がかかりますから札幌にいるときと同じくらいになるのです。
人は収入が多ければ支出も増やすが
多くの人は収入に応じて支出を増やそうとします。収入が15万円なら15万円の生活をし、収入が30万円なら30万円の生活をします。
しかし私はそうしません。清貧の思想を学び「足ることを知った」からです。
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お金がないから我慢しているのではなく節制生活を楽しんでいる
お金がないから我慢をしているのではなく、お金があるのに節制生活をエンジョイしているのです。
お金を使って楽しむことに飽きて、晴耕雨読の生活に楽しみを感じているのです。
お金を使おうと思えば使えるのに使おうとは思いません。だから貯まるのです。
家計の3大支出、家賃、自家用車、外食費の3つ
月々の支出の中で大きいのは家賃、自家用車の維持費、外食費です。私は持ち家なのでもとより家賃はかかりません。車は手放しました。外食は滅多にしません。これらが家計の3大支出なのですが、多くの人はそれらを減らすことができません。
家賃の高いところに住んで、車を維持し、頻繁に外食して、それで「お金がたまらない」「貯金がない」と言っているのです。
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私は車がなくても苦にならないし、外食しなくても楽しめる
私は健康のためになるべく歩き、畑で野菜を作って自炊を楽しんでいるので車がなくても平気だし外食をしたいとも思いません。
しかしそういう発想を持てない人は車がない生活など考えられないし、外食しないなんて我慢ができないのでしょう。
老後資金不足は収入より支出のほうが多いから起こる
老後2千万円不足問題などは、老後の収入より支出のほうが多いから起こるのです。
年金が20万円しか入ってこないのに、月々30万円も使えば毎月10万円の赤字です。その赤字を埋めるのに貯金をおろすとした場合、何歳まで生きるとすればいくらの貯金が必要なのかという計算なのです。
年金の金額以内で生活することを考えたほうが利口
しかし、年金が月々20万円ならば20万円以内で生活することを考えたほうが利口です。
貯金がいくらあっても、毎月残高が減っていくのを見るのは精神衛生上良くありません。だんだん不安になります。
収入より支出を減らして少しずつお金を残せばさらにハッピーに
むしろ年金が20万円なら支出を15万円にして、毎月5万円ずつ貯金残高が増えていくのを見ているほうが楽しいのではないでしょうか。
そしてその貯金が100万円を超えたら贅沢な旅をするなんていう使い方が面白いと思います。
私はお金が増えていく一方
私はこのままで行くと毎月お金が残ります。そのお金の半分は旅行などのスポット的な支出に使い、残り半分は米国株を買い足します。
米国株を買い足したぶんは配当に反映され、収入がさらに少しずつ増えます。
収入が増えても私の生活は変わりませんから、残るお金はしだいに増えます。
お金が残ったら少しだけ贅沢な旅行に使う
残るお金が増えたら旅行に使うお金を少し増やします。歳相応に、そこそこいいホテルにも泊まってみたいです。
固定費を増やさず旅行などスポット的な変動費にお金を使っても老後破綻はありません。
老後破綻は月々の支出が収入を上回るから起こる
老後破綻は家賃や車の維持費など固定費がかさんで月々の支出が収入を上回るから起こるのです。
収支が合わないなら貯金がいくらあってもいつかは破綻します。
利口な人はまず最初に固定費を減らして収支を合わせるのです。
月々の収支が合っているなら、たまにスポット的な支出があっても破綻しない
そしてお金を残して、残ったお金が貯ればドバっと使えばいいと思います。月々の収支が合っているのなら使ってもいいお金なのですから。
「入(い)るを量(はか)りて出(い)ずを制(せい)す」
とは、収入に応じて支出をコントロールするという意味です。
古今東西、破綻しないための哲理は変わりません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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