【米国株】米国優良企業の増配率の研究8.コルゲート・パーモリーブの過去10年間の配当実績と増配率

かぶとたいぞうです。

増配する株は優良株です。人気があるので株価が高く、よって表面的な配当率は低いです。

しかし数年も経てば配当が増えるので、買った時の株価に対する配当率(YOC、イールド・オン・コスト)は上がります。



コルゲート・パーモリーブの配当実績と増配率

今日は私の所有株ポートフォリオの中から、コルゲート・パーモリーブ(以下コルゲート)の配当実績と増配率をご紹介します。

コルゲートは「歯を白くする」のコマーシャルでおなじみの歯磨きメーカーです。

コルゲート:kabutotai.net

次の表はコルゲートの過去10年間の四半期配当(=1単位)実績です。

コルゲートの1株四半期配当額の10年間推移

Jan 21, 2022 0.45 Dividend
Oct 20, 2021 0.45 Dividend
Jul 20, 2021 0.45 Dividend
Apr 20, 2021 0.45 Dividend
Jan 22, 2021 0.44 Dividend
Oct 22, 2020 0.44 Dividend
Jul 17, 2020 0.44 Dividend
Apr 17, 2020 0.44 Dividend
Jan 22, 2020 0.43 Dividend
Oct 22, 2019 0.43 Dividend
Jul 17, 2019 0.43 Dividend
Apr 17, 2019 0.43 Dividend
Jan 22, 2019 0.42 Dividend
Oct 18, 2018 0.42 Dividend
Jul 17, 2018 0.42 Dividend
Apr 19, 2018 0.42 Dividend
Jan 22, 2018 0.4 Dividend
Oct 20, 2017 0.4 Dividend
Jul 14, 2017 0.4 Dividend
Apr 19, 2017 0.4 Dividend
Jan 19, 2017 0.39 Dividend
Oct 20, 2016 0.39 Dividend
Jul 20, 2016 0.39 Dividend
Apr 20, 2016 0.39 Dividend
Jan 21, 2016 0.38 Dividend
Oct 21, 2015 0.38 Dividend
Jul 21, 2015 0.38 Dividend
Apr 21, 2015 0.38 Dividend
Jan 21, 2015 0.36 Dividend
Oct 15, 2014 0.36 Dividend
Jul 16, 2014 0.36 Dividend
Apr 17, 2014 0.36 Dividend
Jan 22, 2014 0.34 Dividend
Oct 18, 2013 0.34 Dividend
Jul 19, 2013 0.34 Dividend
Apr 19, 2013 0.34 Dividend
Jan 22, 2013 0.31 Dividend
Oct 19, 2012 0.31 Dividend
Jul 20, 2012 0.31 Dividend
Apr 20, 2012 0.31 Dividend
Jan 20, 2012 0.29 Dividend


コルゲートの連続増配年数は58年

ご覧の通り、コルゲートは毎年コンスタントに増配しています。実に安定しています。コルゲートはこんなペースで実に連続58年間も増配し続けているのです(2022年現在)。

2012年1月の1株四半期配当額(1単位)は0.29ドルでした。10年後の2022年1月には0.45ドルになっています。



コルゲートの10年間増配率は1.55倍

10年間の増配率は約1.55倍です。

執筆時現在コルゲートの配当率は2.52%です。もし同じ増配率でいけば10年後のコルゲートのYOCは約3.91%になることになります。

コルゲートは現在の配当率も低いし増配率もそれほど高くないが

コルゲートの現在の配当率は低めです。最近は業績が落ちて株価が下がり配当率は上がっていますが、それでも2%台のなかばなのです。

また、10年増配率の1.55倍もそれほど大きいとは言えません。

よって10年後の期待投資配当率(YOC)も約3.91%と、けっして高いわけでもありません。

それでもコルゲートの人気が高いのは、歯みがきという生活必需品の分野で世界的に圧倒的なシェアを持ち、58年間も増配を続けてきた安定性にあるのだと思います。

世界がどんなことになろうと、人が生きている限り歯磨きは無くならないだろうと思います。



コルゲートは当初投資対象外だった

私は当初、コルゲートの配当率があまりにも低いので、換言すれば、コルゲートの株価があまりにも高いので、投資対象から外していました。P&Gに対して抱いていた感覚とほぼ同じでした。

ただ、企業実績はいいので、P&G同様、コルゲートも株価がうんと下がれば買おうと思って株価だけはチェックしていました。しかしなかなか下がらないので買ことができませんでした。

ところが最近になって考え直し、P&Gと共にポートフォリオに加えたのです。

コルゲートは絶対に潰れないと思った

コルゲートもP&Gと同様、配当率が低くても絶対に潰れない会社だと思ったからです。銀行の預金金利に比べると、2%台の配当率でもまだましだと思ったからです。

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そしてコルゲートはこれからもほんの少しずつ増配し続ける可能性が、他の銘柄に比べてうんと高いと思ったのです。



超長期で考える

配当狙いの株式長期投資では、成長性よりも安定性のほうが重視されます。

10年後の期待YOCは3.9%程度ですが、同じ調子で増配すれば、20年後には6%を超えるはずです。

私が死んだ後も、株を相続した私の子どもや孫たちが安定した配当を受け取り続けることができるのです。

長期投資では10年後の配当率(YOC)に着目

配当目的で優良企業を長く持ち続けようと考えているかたは、今現在の配当率ではなく、10年後の配当率(YOC)に着目することをおすすめします。

米国株長期投資の銘柄選びの参考になれば幸いです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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