かぶとたいぞうです。
タイは物価が安いのに、酒類は比較的高いのです。食堂で食べる料理1品より、ビール1本のほうが高くつきます。
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では、タイのごくごく庶民、収入の少ない人は酒を飲まないのか。いいえ、飲みます。ただし、割高なビールやウィスキーではなく、比較的安くて度の高い「ラオカオ」という焼酎を飲んでいるのです。
タイの焼酎ラオカオは1本120バーツくらいから買える
ラオカオは安いものなら4号瓶で120バーツくらいから買えます。日本円で420円です。アルコール度数は40%前後です。
上の写真のものは一番安いもので、よく見るとセブンイレブンのレジの後ろにもたいてい置いてあります。お世辞にも美味しいとは言えませんが安く酔うことができます。
安いラオカウは1度キャップを開けたら、しっかり閉まらないタイプのものです。きっとタイの労働者は1度に飲みきるのだと思います。タイの男はラオカオをストレートで飲んでいるようです。
下の写真は酒屋に並んでいる少し高いほうのラオカオです。こちらはスクリューキャップなので開封後もしっかり蓋を閉められます。
一番左端の箱入りのラオカオが一番高級なものです。それでも165バーツです。(この店は安いほうで、他の店では170バーツくらいします)
同じ4号瓶のウィスキーが1番安いものでも249バーツなので、ラオカオはやはり安いです。
ラオカオはタイ米で作った焼酎
ラオ=酒、カオ=米または白の意味です。「白い酒」の意味だとしたら、中国の白酒(パイチュウ)に語源をもつのかもしれません。
しかし、パイチュウとは味が少し違います。パイチュウはコーリアン、トウモロコシ、イモ類などから作ります。
ラオカオの味は、むしろ泡盛(アワモリ)に似ています。琉球泡盛もタイ米が原料です。ラオカオのカオは米のほうの意味でしょう。
私が気に入った165バーツの箱入りのラオカオはまさに泡盛の味です。古酒にも近い深い味わいです。私は氷を入れてロックで飲みました。鼻から抜ける香りがけっこういいです。
安いラオカオは飲みすぎると頭が痛くなる
酒好きの私は、ラオカオが気に入りました。そして、いろいろな種類のラオカオを飲んでみました。
酒屋のオヤジにすすめられた鷲のマークも飲んでみました。135バーツ。
しかし、たまたまかもしれませんが、飲みすぎて次の日、頭が痛くなりました。
一番高い箱入りのものはいくら飲んでも頭は痛くなりませんでした。
ラオカオはほどほどに飲むか、自分の体に合った物を選んだほうがいいと思います。
安く酒を楽しむにはラオカオも選択の余地あり
毎日ビールを5本も飲むと結構な出費です。店で買って家で飲んでも、1本56バーツなので5本で280バーツ(約1000円)になります。
ビールを1本、ラオカオをボトル半分くらい飲めば、ビール5本ぶん以上のアルコールが摂取できて、140バーツ(500円)で済みます。
それほど飲まない人には気にならない酒代でも、毎日けっこうな量を飲む人には気になります。
ビールに飽きた時、口直しのつもりでラオカオを少し飲めば酒代はけっこう減ります。
まだ飲んだことの無い人、先入観で飲まない人はぜひ1度お試しください。ラオカオこそがタイの庶民の酒です。
いずれにしても飲みすぎ注意です。
ごきげんよう。
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「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報
初めまして、
RUANG CHAOは糖蜜より造った酒でハイ ラムです。
ラオカオではありません。
かぶとたいぞうです。
そうでしたか。大変失礼しました。ありがとうございます。