かぶとたいぞうです。
子供の虐待死のニュースを見るたびに、心が痛みます。どうすれば自分の子供を殺そうなんて気持ちになれるのでしょうか。理解ができません。
日本はいま、老人に比べ、圧倒的に子供の数が足りません。世界一の少子高齢化国です。もう絶望的なくらい高齢者ばかりで子供が足りない国になってしまったのです。
私は1年のうちの半分ぐらいを海外で生活していますが、日本に帰国するたびに思います。「日本はいつから年寄りだらけの国になってしまったのだろうか」と。
日本はババァばかりの国
比較的高齢化が進んでいるヨーロッパから帰国した時も、日本の地下鉄に乗ると高齢の、しかも女性ばかりが目立ちます。
地下鉄のシートに座って向かい側に座っている人を順に眺めます。日中の地下鉄の乗客は9割が年老いた女性です。久しぶりに帰国すると「ババァだらけ」の国に見えます。昼間の地下鉄に大勢のしわくちゃババァ。いったいどこへ行くのか。買い物なのか。仕事なのか。
ときおり若い母親に連れられた子供のはしゃぎまわる声を聞くと安心します。でも周りのババァはけげんな顔をしているのです。
タイには若い人も子供もたくさんいます。どこへ行っても子供の声が聞こえます。それが普通です。
でも日本に帰ってくると、保育所や幼稚園、小学校などに行かない限り、小さな子供を見る機会はめったにありません。
そんな日本で次々と子供を虐待して殺す事件が起きるのですから救いようがありません。
本当に悲しいことで、怒りさえ覚えます。
生んではならないような人が生んで殺す
言ちゃぁ悪いですが、子供を虐待したり殺したりする事件の典型は、シングルマザーによるものです。無理して子供を生んで、1人で育てられなくなって、精神的に追い詰められる。
必ず「ろくでもない男」と出会って「しつけ」と称して子供をいじめる。母親は「ろくでもない男」の気を引く為に一緒になっていじめる。我が子を殺すまで。
腹が立ちます。
子供を生んではならないような人が子供を生んでいじめ殺す。逆に子供を生み育てるのに充分な人間性や教養、収入や環境をもつカップルがなかなか子供を生まなかったり、生んでも1人にとどめるのです。
どうしてこんなことになるのか。
グッピーの飼育環境と生殖活動
いささか不謹慎ですが、「グッピーの飼育環境と生殖活動」に似ている気がするのです。
私は以前、水槽でグッピーを飼っていました。タイに長期で行くようになり、飼えなくなったので今は友人に譲りましたが。
最初はたった2匹のツガイで飼い始めたグッピーが、子供を産んでどんどん増えていきました。ねずみ算式に増え続け、幅60センチの水槽は約100匹のグッピーで賑わいました。
ところが、そのくらいになると急に子供を生む頻度が落ちてきました。きっとグッピーの「人口密度」(魚口密度?)が飽和に達したのでしょう。もうこれ以上増えないよう自然の摂理で産児制限をしたのだと思います。
それでも時々子供が生まれます。すると、生まれてきた子供を次々とメスたちが突いて食べるのです。生みの親も自ら自分の子供を追っかけまわし、次々と突いて食べます。稚魚をつついて食べるのはメスだけです。見つけ次第食いつきます。恐ろしいです。
東京への一極集中は異常
日本はいま、人口が減ってきていますが、それでも1億2千万人以上おり、世界ランキング10位に入る国です。狭い島国に1億2千万人です。
しかも日本は首都圏に人口が極度に密集しています。東京~横浜は人口密集度では世界一です。インドネシアのジャカルタよりも、インドのデリーよりも、東京は群を抜いて人口過密地域なのです。東京への一極集中は異常なレベルです。
私も仕事で東京へ行くことがありますが、朝の電車に乗るのは苦痛です。東京に住んでいる人には悪いですが「人間の住むところじゃない」とさえ感じます。
千葉、埼玉、神奈川、群馬、など周辺の地域から東京へ電車で集結するのです。それも同じ時間に。これだけ人がいて混雑するのに、どういうわけかどの会社も社員を9時までに出社させたいのです。通勤電車は地獄です。乗っている人は必死です。
席を譲るとか譲らないとか、そんなレベルの話ではありません。
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みんな「必死」なのです。「必ず死ぬ」ような気持ちで毎日通勤しているのです。具合が悪くなっても途中下車はできません。途中下車したらクビになります。
異常な人口密集が人間性を壊す
ぎゅうぎゅう詰めの電車の中では人間性もヒューマニズムもありません。他人を人とは思っていませんから。モノです。自分以外は全てじゃまなモノなのです。ホームで乗客を電車に押し入れる駅員も、乗客を人とは思っていません。モノ扱いです。
そんな環境にずっといたら頭がおかしくなるのではないでしょうか。無差別殺人の原因も分かるような気がします。
人間も動物なので、これだけ人口が密集して苦痛を覚えるレベルになると、誰もが本能的に子供を作らなくなるのではないでしょうか。また、せっかく生まれてきた子供を虐待して殺すような親も出てくるのではないでしょうか。
もちろん虐待する親は肯定できません。気が狂っているとしか思えません。でも、毎朝あの通勤ラッシュに揉まれていると、まともな人でも気が狂ってくるような気がします。
異常な人口密集が人間性を壊すのです。
東京は子供を生み育てる環境ではない
私はいま東京の仕事が終了したので一安心しています。今後はどんなにお金を積まれても東京へは行きたくありません。私には東京の混雑は耐えられません。気が変になってしまいます。
無差別殺人も子供の虐待も大都市、人口密集地で多発しているような気がします。東京はもうまともに子供を生み育てる環境ではないと思います。住んでいる人には本当に悪いですが。
根本的に少子化を解決するには、農村の復興がいちばん理にかなっていると思います。
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少子化・児童虐待の原因究明と改善
今の日本にとって少子化の問題は一番優先されるべき大問題です。将来の財政、経済、治安、防衛、民度、すべての根幹です。
子供が致命的に少ないにもかかわらず、子供を大事にするどころか逆に子供を虐待して殺すまでする親がいるのです。この実態を重く受け止め、その背景と原因をしっかり突き止めなければなりません。そして早急に改善しないと日本は終わります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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