かぶとたいぞうです。
先週は上がるんだか下がるんだか分からない「まだら模様」の米国株相場でしたが、今週はしっかり下がりました。
上のグラフは今週の月曜から金曜まで5日間のダウ平均の変化です。
一本調子に下がったわけではなく、木曜日に一度回復したのですが、昨夜最終日にまた下げました。
ウィークデイ5日間をグラフにしてみると、上がったり下がったりしながら結局は下がっていったのが見てとれます。
グレアム氏「株は安い時に買え」、バフェット氏「割安な時に買え」
長期株式投資の神様とも言われ、ウォーレン・バフェットの師匠でもあるベンジャミン・グレアム氏は「株は安い時に買え」と言っています。
【関連性の高い記事】
弟子であるウォーレン・バフェット氏も買うときは常に「割安か」をチェックすように言っています。
自分で適正株価を決め、その価格になるまでは焦らず忍耐強く待ち、ひとたび適正株価まで下がれば度胸よく果敢に買う。このようなプライシングによる株投資ができるのは一握りの「知識と忍耐力のある賢明なる投資家だけだ」とグレアム氏は言っています。
だから、素人はドルコスト平均法でコツコツと愚直に買い続けるほうが、まだましなのです。ドルコスト平均法を採用すれば何も考えなくても済みます。いや、むしろ下手な考えを起こさない方がいいです。どうせ考えつかないのですから、黙って買い続ければいいのです。何も言わずに買い続けてください。
私はプライシングによる投資手法なので、グレアム氏の教えどおり、とうぜん市場動向を見て、安い時に大量買いします。
米国株相場、今は割安か、これからどうなるのか、暴落?調整?
今が割安かどうかはこれからの値動きによるので、何とも言えません。
今後米国株は上がるのか、それとも下がるのか。これも誰にも分かりません。
予想は常に外れます。評論家は結果論しか言いません。
【関連性の高い記事】
上がるか下がるかはどうせ分からないのだから、予想や予測は立てない方がいいです。
また、チャートを見ても、移動平均を分析しても、これからの値動きは絶対に分かりません。そんな技法による予測がある程度でも当たるのなら、誰でも簡単に億万長者になっています。
実は将来のことは誰にも分からないのです。明日の天気すら当たらないのです。
ではどうするか。
自分で決めた値になるまで忍耐強く待ち、その株価を下回ったら果敢に買う。さらに下がったら分散してナンピン買いをする。
長期投資では、下がり相場はナンピン買い
ナンピン買いは株の上がり下がりで利ざやを稼ごうという博打的な投機家には嫌われている手法です。
しかし、バイ&ホールド(買ったら死ぬまで持ち続ける)式の長期投資家は、適正株価を下回った銘柄がさらに値を下げたらナンピン買いです。
米国のリアルタイムニュースを見て、致命傷的な原因で値を下げているのか、回復可能なのかを早期判断する必要がありますが、回復可能と見たら買うチャンスです。ただし、いっぺんには買いません。
まだまだ下がるかもしれないので、一度に投資可能な全ての金を使わずに、程よく分散して買うのです。
例えば投資可能額が1000万円だとしたら、適正株価を下回った時点で500万円、さらに下がったら100万円ずつ5回に分けて買う。少し期間をあけて買い足します。
これくらいの慎重さが必要です。
米国株相場が今後どうなるかは予想できません。しかし、チャンスを狙って買おうと思っている人にとっては、今は少なくとも注目すべき時期だと思います。
私はまだまだ買う気ですから、来週も米国株市場からは目を離しません。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【米国株長期投資】長期投資の銘柄選びで一番大事なのは増配、増配の源泉は利益(と自社株買い) -
【円安】トランプ米新大統領率いる共和党が上下両院も支配しドル高が加速。1時156円台に -
【米国株・ドル】トランプ大統領の再選・復活で米国株、ドル/円ともに上がる -
【ジリジリと円安152円】やっぱり思った通り円はまた下がってきたじゃないか -
【米国株、NISA】旧NISAで今年が期限のギリアドとPMをさっそく売りに出した
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報