かぶとたいぞうです。
本日、日本たばこから配当が入りました。1株に付き77円でした。配当は年に2回送られてきますから合計で154円です。日本たばこ産業の株価は現在2,240円です。単純に計算すると、税引き前配当率は
154円÷2,240円(×100)=6.875%となります。
税引き後でも5.5%です。日本たばこ産業の株はこんなに高配当なのにぜんぜん売れません。だから株価は下がるいっぽうです。
暴落時に株を買うには度胸がいる
よく「暴落時に株価を底値で買う」と言いますが、下がっていく株を買うのはとても度胸がいります。
試しに今の日本たばこ産業の株を買えますか。きっと買える人は少ないでしょう。いったいどこまで株価が下がるか分からないからです。
ところが、たとえば日本たばこ産業の株価が明日から何らかのひょうしにどんどん上がっていき、とうとう1株5千円をつけたらどう思いますか。
「あの2,200円台の時が底値だったんだ」、「あの時に買っておけば良かった」と残念に思うでしょう。
たまたま偶然安値で買ったごくわずかな人は、さも株価が上がることを最初から分かっていたかのように自慢するでしょう。
「あの時に買わない手は無い。上がるのは分かっていたんだから。2千円台まで落ちたらあとは上がるしかないでしょう。2千円台で買わなかった奴は頭が足りない、株をやる資格が無い」
下がっていく過程で底値は分からない
底値というのは株価が上がっていって初めて分かるものです。下がっている時はいつが底なのか誰にも分かりません。下がっていく株価を見ながら多くの人は
「いったいどこまで下がるのだろうか」
「この会社、だいじょうぶだろうか」
「こんな会社の株は恐ろしくて買えない」
と思うのです。
また、世の中の株全体が下がっている時であれば、
「世の中はどうなってしまうのだろう」
「いまに株式が全て紙切れになってしまうのではないか」
と思うはずです。
大暴落時に株を買い進む武者はほんの少数
そんな中で果敢に株式を買い進める武者はほんの少数です。少数だからこそ後に大きく儲かるのですが。
株価大暴落の中を買い進むなら、今からしっかりと心の準備をしておかなければなりません。
底値で買うのは無理なので、暴落の過程で買い下がるしかありません。
米国株の株価暴落はいつ起こるか分かりません。今のうちに心の中でシミュレーションしておいたほうがいいと思います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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