こんにちわ。かぶとたいぞうです。
今日は株に関連して、NISAについてとりあげます。
NISAの概要と目的
NISAとは、日本における株式や投資信託の投資に対して、税制上20.315%かかる売却益と配当への課税を、投資額年間120万円を上限に非課税とする制度のことです。
日本人は預金ばかりするので、資産の一部を株式投資に向けて、経済成長に寄与させようという政府の狙いで始まりましたが、実は私は今までNISAを利用してきませんでした。
私が今までNISAを利用しなかった理由
NISAを利用しなかった理由は、株式の売却損が出たときに、損益通算ができないからです。
そもそもNISAは、買った株が値上がりして売却益を得たときに税金がかからないというのがメインのうたい文句です。
株が値下がりした時に売って損を出しても、他の利益と相殺することを許しません。
株が上がることを前提にしているようで、そこに疑問を感じていました。また、NISAでは米国での配当にかかる税金10%はもどってきませんので、配当の節税効果もそれほど無いと思って私は手を出さなかったのです。
少し考え直してNISAを試してみた
でもよく考えると、私のように株を売らない人でも、日本での配当の税金がかからないのなら少しは得をするのではないかと思い、ちょっとやってみることにしました。
例として、米国株PM(フィリップ・モリス)をNISAで買ったときの節税を考えてみましょう。
実はPMは米国の会社なのにスイスに本部があるため、米国での配当税10%がほぼかからないのです。なのでNISAのメリットを一番活かせる銘柄の1つだと思います。
PM(フィリップ・モリス)をNISAで買ったときの節税効果試算
さて、PM株を1年間で120万円分買ったとします。税引き前の配当は4%とします。年間配当48,000円から引かれるべき日本での配当税は20.315%=9,751円です。これが非課税になるのですね。
たいした金額ではないと思いますが、非課税有効期間である5年間だと48,756円の節税となります。これを今後6年間で6枠使いきると合計約29万円の節税になります。
私の理解が正しいとすれば、手続きをするだけで最大で30万円くらいの得をすることになります。使わない手はありません。さっそくSBI証券に申し込みました。
証券会社へのNISA申し込み手続き
手続きは証券会社のWEBサイトで簡単に終了すると思い込んで気軽に申し込みましたが、実際はけっこう時間と手間がかかりました。
国税局に正式に申請するとのことで(証券会社が代理でやってくれます)、身分証明書などのコピーを証券会社に郵送して、国税局の承認を得るまで3週間くらい待たされました。
待った甲斐があって、最近ようやく使えるようになりました。株を買う画面に今までは
- 一般
- 特定
の区分選択がありましたが、今度は
- 一般
- 特定
- NISA
の3種類の区分選択になっていました。
試しにさっそくPM株をNISAで買い注文しました。
NISAにおすすめの米国株
NISAを使うなら
- 高配当の株を買って配当時に非課税とする
- 絶対に上がるだろう株を買って売却時に非課税とする
の2択ですが、絶対に上がる株なんてないでしょうから、高配当を狙うのがいいと思います。
みなさんはもう使っていますよね。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【米国株長期投資】長期投資の銘柄選びで一番大事なのは増配、増配の源泉は利益(と自社株買い) -
【円安】トランプ米新大統領率いる共和党が上下両院も支配しドル高が加速。1時156円台に -
【米国株・ドル】トランプ大統領の再選・復活で米国株、ドル/円ともに上がる -
【ジリジリと円安152円】やっぱり思った通り円はまた下がってきたじゃないか -
【米国株、NISA】旧NISAで今年が期限のギリアドとPMをさっそく売りに出した
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報