かぶとたいぞうです。
昨夜は思いがけず、米国株がうんと下がりました。ダウ平均が前日比3.15%も下がりました。NASDAQに至っては4.08%も下がりました。
それよりもっと驚いたのは、ドルが急落した事です。1ドル114円を超えていたドルが2日くらい前から徐々に下がり、昨夜は一気に112円前半まで下げました。
アナリストは結果論しか言えず、予想は常に外れる
つい昨日まで、アナリストたちは口をそろえて「米国の金利が高いので、日米金利差でドルが買われている。ドルはもっともっと上がる」と言っていました。
ドルが上がれば、その原因は金利差だと言います。でもそれは結果論です。ドルが上がったのは独立した事象であって、金利差によってドルが上がった訳ではありません。
まず、ドルが上がった。これはまぎれもない事実です。上がった原因は誰にも分かりません。相場は良く分からない原因で動くのです。
でも、アナリストたちは理由を付けたがります。ドルが上がった原因は日米の金利差だと言います。
金利差があればドルが上がるのか。いいえ、いつもそうとは限りません。
ドルが上がった理由が金利差によるものだ、というのは単なるこじつけです。理由をつけて安心しているだけです。本当はドルが上がった理由はいろいろあって、金利差はその理由の1つにしか過ぎません。
金利差でドルが上がるのであれば、昨夜はどうしてドルが急落したのか。
いまごろアナリストたちは必死になって後付けの理由を探しているのではないでしょうか。上がりすぎたのでその反動で下がったとか。
実際の経済はいろいろな要因が複雑に絡み合って成り立っており、簡単ではありません。グラフを指し示し、数値を使って、したり顔で解説している人達は実は何も分かっていません。全て結果論ですから、どうにでも説明ができます。
そんなにものごとの因果が分かっているなら、これからの事だって分かりそうなものですが、誰一人として将来の正しい予測ができる人はいないのです。
相場の世界は予期せぬことだらけ
相場の世界は予期しないことだらけです。予想が当たるならだれでも1夜にして億万長者になれるはずです。でも、そんなひとは1人もいません。
だから私の「予感」もまったく的外れだと思いますが、今夜はどこにも出かけず、パソコンの前に座って株価を見ようと思います。
なんか、いつもとは違う感じがするからです。
今はサマータイムですから、米国の株式市場が開くのは日本時間で言うと午後10:30です。
私はいま、タイにいますから2時間早いです。タイ時間の午後8:30には米国市場が開きます。
今日は早めに食事を終え、あまり酒を飲まないようにして、パソコンの画面とにらめっこします。
私はいつも期間指定の指値注文ですから、常に画面を見ている必要はないのです。しかし、今夜だけは見ていたいのです。
そして急な値動きがあったら何らかの思い切ったアクションを起こします。
今日は木曜日。今日と明日、来週の週明けくらいまでは、ちょっと株式投資に集中してみます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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