かぶとたいぞうです。
今日は、私が保有する米国株のうち、ABBV(アッヴィ)を取り上げ、買った理由をご説明します。
研究開発型医薬品メーカーABBV(アッヴィ/アッビー)は世界第9位の薬品会社
2017年の薬品部門世界ランキングは次のとおりです。
(順位. 企業名)
- ファイザー(米)
- ロシュ(スイス)
- ノバルティス(スイス)
- メルク(米)
- サノフィ(仏)
- グラクソスミスクライン(英)
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(米)
- ギリアド・サイエンシズ(米)
- アッヴィ(米)
- アストラゼネカ(英)
ABBV(アッヴィ)は、アボット・ラボラトリーズという製薬会社の研究開発部門が分離独立して開業し、その後、バイオ関連やガン治療薬関連の会社を買収して、現在の形になりました。
開発・販売しているのは主に
- リウマチ治療
- 抗ウィルス
- 抗うつ
- 皮膚科治療
- 血液癌治療
- C型肝炎治療
- HIV治療
- 甲状腺治療
といった関係の治療薬で、いずれもニーズの高い最前線の分野です。
ABBV(アッヴィ)の業績、評価、配当、株価
私は企業分析する際、まずはROEを見ます。アッヴィのROEは超優秀です。
年 | ROE |
2012 | 156% |
2013 | 91% |
2014 | 101% |
2015 | 130% |
2016 | 128% |
2017 | 113% |
ABBV(アッヴィ)のROEは2012~2017年までほぼ100%を越えています(2013年だけ91.9%)。
自社株買いはそれほど無いようですが、1株利益も利益剰余金も純資産も順調に伸びています。
長期有利子負債を純利益で割った最短返済年数は5.5年。少し借金が多いですが、ぎりぎりセーフです。研究開発型企業なので資金が必要なのだと思います。
現在の税引き後配当率は2.9%。
私の算定ではアッヴィの適正株価は94.07ドル。現在の株価が98ドル程度なので、今はちょっと高い感じがします。
92ドルで買うことができれば、税引き後配当率は3%になりますが、なかなか下がりません。私は前回、適正価格である94.07ドルで買いました。
面白い会社なのでどんどん買い足したいのですが、薬メーカーは開発に莫大なお金と時間がかかるいっぽう、特許権の期限が切れると、とたんに収入が下がるのでけっこうリスクのある業界なのです。
それで前回ご紹介したJNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)と分散投資しています。さらに今後は世界ランキング8位のギリアド・サイエンシズ(米)にも手を出そうと思っています。
薬業界も世の中から無くならないし、今後ますますニーズが高まると思います。
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薬品業界あるいはABBV(アッヴィ)の株に興味のある方の参考になれば幸いです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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