かぶとたいぞうです。
昨夜は米国株の値動きを見たあと一度寝ました。株価は全体的に下がってはいましたが、少しずつ回復していき、それほど大きな値下がりは期待できないと思ったからです。
夜中にふと目が覚めたので、もう一度株価を見てみました。すると、米国株はなんと全体的に3%も急落していました。私が寝たあと逆転急落したようです。
これは買うチャンスだと思いました。がぜん目が覚めた私は落ちてきた株を果敢に買いまくりました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンを2回、P&Gを1回。そして予定にないファイザーも1回買いました。ファイザーはコロナとは関係ない新薬の承認が却下されたことも重なって5%も値下がりしていました。
急落している株を掴んだわけですから、まさに落ちてくるナイフを掴んだわけです。
昔から株の世界には「落ちてくるナイフはつかむな」という格言があります。
どこまで落ちるか分からないのだから、底をついたのを見届けてから買えという意味です。
しかし私は経験的に知っています。落ちてくるナイフを掴まない限り底値では買えないことを。
落ちてくるナイフが木の床か土の地面に刺さるのなら、刺さって止まったナイフを安全につかむことができます。しかし株式相場では床がタイルか金属でできているようで、床にあたったら勢いよく跳ね返って2度とつかめないのです。
一昨年の3月。コロナショックの時もそうでした。他の株に釣られて暴落していくペプシコやジョンソン・エンド・ジョンソンを思い切って買ったから底値でつかめたのです。
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しかしあの時もそうでしたが、「まだまだ下がるかもしれない」と思ったので、一度に持金のすべてを使うことはできませんでした。落ちてくるナイフには使えるお金のせいぜい3分の1くらいしか使えません。3回ぐらいに分けて買おうと思うからです。
昨夜は終盤に入って米国株が逆転急上昇したから、今のところ底値でつかんだように見えます。そしてもっと買えばよかったとも思います。しかし、今夜米国株がさらに下がったら、昨日は底ではなかったことになるし、お金を残しておいて良かったということになるのです。
コロナショックの時は私が果敢に買った翌日から株価がどんどん上がっていったから結果として底で買ったことになっただけなのです。
底値とはそんなものです。底値だと分かって買う人などいません。
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米国株はなぜこんなに乱高下しているのか。
今夜から(25~26日)米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。FRBが利上げなどの強い金融引き締め策を出してくるのではないかと、市場は疑心暗鬼になっているのです。
つまり憶測と恐れで上がったり下がったりしているのです。
こんな時に業績のいい優良株も一緒に下がるのだから買わない手はありません。
P&Gなんて業績がいいのですから、もっと下がったらもっと買ってやろうと思って朝まで待ちましたが、私が買った後、株価はどんどん上がってしまいました。
でもまだ分かりません。FRBが声明を出すのは明日以降だと思うので、今夜の米国株相場も波乱含みです。
私はいくつか指値を入れて構えています。
今夜もまた下がりますように。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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